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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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やりました。バレー日本女子、リオオリンピック出場決定。
韓国戦の敗戦、タイ戦のキセキ。時間が戻れないことを考えると、失敗しても落ち込む暇なんてない。
それを見事に実践してくれました。

そのモチベーションの持ち方たるや、ものすごくむつかしい。
ミスが続いて、やばい負けそうだと思ってしまうとき。
負けムードのあのへばりつくような悪寒にもにた感覚。
このままみんな負の渦に飲み込まれそうになるとき。
そこをどうたてなおすか?
ここって、最終的には選手を含め、全員の信頼感をどうやってとりもどすかの葛藤だと思います。
亀裂のはいった岩。
完全に崩れるか、もちこたえるか?
少しのことで、一気に崩れるし、持ちこたえて、押し返すときもある。
接着剤となるのは人の人の信頼感、指導者と選手、そして選手同士、わすれてならないのが陰で応援してくれている保護者の思い。
それら全部を勢いとして乗せられるか?
要は全員が同じ方向をみれるかどうか?
ひとつひとつの小さな力を大きなうねりにして、相手チームをのみこめるかどうか?
あたえられた短い時間で、お互いのやるきを同じ方向に集約できるか?
そこにかかっていると思います。


やもすれば、全員がばらばらの方向を向いて空中分解の危険性。
イーグルスにおいてもコールドの大差で負ける場合はこのパターンです。
みんなが機能しなくなる。
みんながやばいやばいと浮き足立つ。
打つ手がすべて裏目にでる。
いい当たりが敵の正面にいつてしまう。
負の連鎖。
チームとして死んでしまった状態。あとは殴られるままにやられるだけ。
そんなサンドバック状態は避けたいところ。
人間としての尊厳もめちゃめちゃにされ、野球、ソフト自体おもしろくなくなる危険性がある。

そうなる前の転ばぬ先のつえ。
無理まず指揮官が熱くなってはいけない。
カッカした状態で、まともに選手の状態や試合の状況を客観的に見れるとは思えません。
ますます泥沼にはまる。

こんなときこそ、一呼吸。
こうなるきっかけを与えてくれた苦い経験があります。

何年か前のひめさゆり大会。
いまの美里イーグルスの前身の永井野旭スポ少がはじめて決勝戦にいった試合。
3点くらいリードしてのまもりで、まさかの満塁ホームランを献上。

あの時、指導者としてはじめて、本気の悔し涙を選手が泣く前に泣いてしまいました。
選手の悔しそうな顔を見渡して、こらえきれなくなった。
嗚咽のレベルまでいって、何も言えなくなったと思います。
見かねた保護者にフォローをしてもらったくらいでした。
指導者としての自分のふがいなさを思います。

時候でしょうからいいますが、センターのエラーでした。グローブではなく、何を思ったか右手のひらでとりにいった。私は、ランナーを見たいたと思います。それであせって、グローブを賭けていない手で取りに行った。
あの時、センターに「点差があるから捕ることに集中しろ」と声をかけていくべきだった。
それで防げてかもしれない、それが言えなかった力不足を思います。
悔いが残る。
号泣です。次の言葉がでてこない。
あの時私は100%勝利を確信していました。終盤で、3点リードがある。
主軸が打って勢いはこっち。このままいけば「もしかして優勝・・・」
その野望を見事に、あの当時の柳津スポ少さんは打ち砕いいてくれた。
人間である以上、どんな場面でも100%なんてないということを思い出させてくれました。

それを頭において、その時点で自分たちができることに集中すること。
できることだけでいい。背伸びはしない。後でできるかもしれないけれど、その時点で、できる最高のプレーするだけ。
そう思うと、やることが決まってきます。
客観的にみるけれども、そこはシンプルに。
それをチーム全体で声にだして、選手全員のあたまのなかに共有すること。
これで打たれたり、エラーしてもそれがその指示をだした私の責任。
あの経験があったから、これはやばいなと思う時は、その可能性のあるところに声をかえるようにしています。
それでもまだまだ足りない。やはり、最後はグランドにたつている選手たちの判断になります。
大抵やられる場合は、その気づかない一点。その一点を突破されます。
常の最悪を想定するようになると、たいていのミスは許容できます。
その上で起きてしまったことは仕方がない。問題は、そのあとの対処のしかたでしょう。
最小限で食い止めて、なおかつ次に継げる。
これって、大人になってからのいろんなところで通用するもんだと思います。
この次につなげる。
転んでもただでは起きない精神。
たかが野球、ソフトのミス、命までは取られません。だったら、おもいきりやるだけ。
ビビってやるのも、やってやるぞと思うの同じ時間、同じ機会。
そう思うと、おのずとどっちがいいかはわかるはず。


この前の練習試合でも大ポカをした選手が何人かいました。
やってはいけないところ、防げた可能が高いところでのミスはたいてい準備不足。
そこはがっ飛ばします。やるべきことをやっていない場合は、容赦なくおこります。
「あぁ、やっちまったぁ。」と落ち込むヤツもいるでしょう。
でもそこで止まってはいけません。
落ち込んだだけでは、なんの解決にもなりません。次のつながるように、なんでそうなったか?どうすればそれが防げたかをまず、自分で考える。
そして、それを頭に刷り込んで、その次の同じような場面が来たときに活かす。
それでこそ、そこでミスした「価値」があるでしょう。

まぁ、うちの選手もなぜミスをしたかは痛いほどわかっているはず。
それが防げなかった自分に対してと、みんなへの申し訳なさ。
それがわかってるから、くさった態度や涙となって現れます。
そこの浅いお盆から水がこぼれるように。
自分の感情をコントロールできるように、せめてお盆よりも深いボールくらいにはなっておいたほうがいい。
いろんな感情が混在しているのを自分で落ち着いて整理しなければならない。
人間生きてるうえでミスはつきもの。問題はその後の対処の仕方です。

泣きたい、くさりたいところを、ぐっとこらえて、「ごめん、みんな。次はやらない。」
この一言でそのチームは救われます。
腐ってしまって、ハリネズミのように孤立してしまっては、その後もいいプレーはできないでしょう。自分からそのハリを脱ぎ、潔くミスを認める。そして次の備える。
一生懸命、チームのためにやったプレーであれば、誰が攻めるでしょう。
一生懸命のプレーができなかった、準備不足のプレーだったのであれば、次やればいいんです。

まだまだ感情のコントロールもあまいチームですが、そんな荒削りなところに可能性があると思います。

白獅子杯まであと一ヶ月。
練習試合を増やして、いろいろなことにチャレンジしていきたいと思います。

5/27の練習は指導者都合により休みます。
5/28 5,6年ソフトボール講習会 二本柳
   4年生以下及び準団員 ティーボール大会 矢吹

5/29 正規団員のみ 練習試合 VS本郷さん、河東さん、坂下さん


以上です。








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