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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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新人戦会津予選、県大会をかけて8チームのトーナメント。
わが高田イーグルスは、1回戦柳津さんと戦い、1:4で敗れました。
これで、今年の公式戦は2敗となり勝ちなしという結果に。
負けに不思議の負けなし。
この負けた原因を探り、その弱点を克服していかなくてはならない。
ここは、六年チームも新人チームも同じです。

我々指導陣が思っていることは、いくつかあります。
まずは精神的なところ。
はっきりいってまだまだチーム全体が幼すぎます。まだまだ、「やらされている」から抜け出せていない。
ソフトボールを戦術的、戦略的にやろうとする、自らの意志がたりません。
そこまで達していない。
そこまでいく余裕がないというところ。
だから、いろんなところが幼稚園。

分かったのか?と聞いても、
「うん!」
俺はおめぇの父ちゃんか!
大きい声で「はいっ!」と言え!
家での会話がグランドでも出てしまう。 
気持ち、心の持ち方のスイッチの切り替えができていません。 
大人にお膳立てしてもらって、何も考えずに、とりあえずやる。
今の高田イーグルスの新人の大半はこのスタイルです。
普段から自分でどうすればいいかを考える訓練をしてきていない。
あれやりなさい、これやりなさい。 
あれやったの?これどうなったの?
考える前に、効率優先の大人が先回りして答えを教えてしまう。
子どもに考えて行動するきっかけを奪っています。 
それもそのはず、毎日の生活の中でいろんな時間の制約を受ける。 
となれば、子どもが気付いて、考えて行動するのを待つことなんて、ほぼできないでしょう。
となると、このスポ少というものはやはり有用になり得る。
私はどうしたら、彼らに自分で考えて行動できるようになるかを考えてきました。
そして、行き着いたこと、それは、子供たちに今の状況を整理して教えるだけでいいということです。  
2点差で、勝ってる。
相手の攻撃で、ワンアウト二塁。
ランナーは足が速そう、バッターは3番の好打者。
さて、どうすればいい?

守備位置によってもその動きは違います。 
バッテリーは、打ちそうなバッターだから、慎重に外角のボールから入る。

アウトコースにキャッチャーが構えたから、ライト方向に行く可能性がある、だからセカンド、ライトは深く守る。

それぞれのポジションが考えて動く。
これが理想です。 
これも最初からできはしない。
何個もある準備のうち、最初はひとつからはじめて良くしかない。
その成果は少しずつ現れています。

この柳津戦でもランナーをためてのレフトオーバー。
ヤバイ!抜けた。満塁ホームランか?と思った時にセンターのコタロウが素早くレフトをカバー。
2点で出血を止めました。 
こういう所を少しずつ増やしていくほかありません。

そのためには、その場面をシミュレーションし、何回も何回、うまくできるまでやるのがいい。
合わせて、なぜそうするのかというプレーの根拠をしること。
そうすることで、考え方に応用性が生まれてきます。これは、学校生活にも社会人になってからも役に立つはずです。
頭で分かって、行動でもわかる。
これが最強。

残念ながら今のイーグルスジュニアでは、訳は分からないけど、コーチがそういうから、こうしよう、このレベルです。 
なぜそうするのか?を考える。
とっかかりとしては、これでいい。
やっていくうちに、「あぁ、なるほど、だからこういう動きをするんだな!」と腑に落ちる。
私たちはこれを期待しています。

今のイーグルスジュニアは、今年の六年チームよりもさらに厳しい戦いになるでしょう。
これができてくれば、格上のチームでも互角に渡り合える勝機が開けてきます。
まずは「うん。」から「はいっ!」への意識転換、ここからです。
少しずつ開拓していくとしましょう。


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