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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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キャッチボール。

捕って投げる、捕って投げる。
基本中の基本の動作。
その動作には、いろんな意味が含まれています。
小中高校、学生にとっては練習のひとつ。
大人になれば、コミュニケーションの一環。
親子であれば、その成長を知るバロメーター。
ただ、ボールを捕って、相手に投げるだけの動作。
投げかけるのはボールだけではなく、自分の気持ちも確かに含まれています。

だからこそ、強いチームは毎回毎回きちんと気持ちをこめて一球一球大事に投げて、捕球している。
キャッチボールをみただけで、そのチームのだいたいの強さが分かるというのは、ここなんですね。
あながち間違っていないと私も思います。
強いチームはここからおろそかにしません。
この心構えができている、それがプレーに反映されます。
ここに差が出る。
それができなかった土曜日のやつらのキャッチボール。
クソでしたね。
ヘラヘラ笑いながら、外したボールは走って取りにいかない。
ポロポロの連続。
集中力の欠片もないキャッチボール。
この前のがっとばしたあとの態度はどこへいったんでしょう?

ただ、私も小学生のころは今の選手たちと同じようにプロ野球選手みたいな態度で、ゆっくりダラダラ、なんの目的もなく、ただ、キャッチボールをしていました。
あーいま思えばもったいないことをしました。
強くなる、そうはならないの分岐点はここだったんですね。
ここで、一番最初から、全力で気合いを入れたキャッチボールができるかとうか?
もっと言えば、最初のアップから、
もっといえば、もっと最初のグランドあいさつから。
いかに早く、自分たちのやる気スイッチを入れるか、入れることができるかどうか?
ここです。
それがこのキャッチボールに、目に見えてでる。

練習でできないことは試合でもできない。  
いきなりスイッチをいれることができるかどうか、その差が試合に出ることが多々あります。
古今の野球の試合の中で、先制したチームが勝つ割合ってどのくらいでしょう。
おそらく、先制されるより多いはずです。
先制することで、素早く自分たちのペースに持ち込む事ができる。 
これは何よりのアドバンテージです。
それをキャッチボールで実現できる。
だとしたら、こんなに有利なことはありません。
それをどうやって練習メニューにいかすか?
昔からそう思っていましたが、実際なかなかそうはなりません。
指導していくうちにそういう理念、理想がだんだん薄れていってしまいます。
そうならないようにするにはどうしたらいいか?
どうしたら、長く継続する効果的な練習メニューにできるか?
そして、何年か前に思いつきました。
キャッチボールにゲーム性をもたせたらいい。
それが、私が名付けた「キャッチボールリレー」てです。
昔からスペースがとれないアップ、狭い室内の冬の練習でも使っていました。

それって、本当は「ベースボールクラシック」と言うそうです。
九人一チーム。
5:4で左右に分かれ、キャッチボールを早投げの要領で行う。時間は、二分。
この全国大会の記録は124回。単純計算で、約1秒に1回。
私が早投げで奨励しているのは、2秒で捕ってから投げろですから、やっても60回。 
おそらく外したら、即終わりの場面。
124回って1秒に1回より速い。
とんでもない早さと集中力です。

このキャッチボールクラシックのいいところは、まず数を競うゲーム性。
相手に勝ちたいと思うことで、どうしたら早く回数を稼ぐことができるかを考えるようになります。
個人の技術向上もそうですが、チームとしてどうやったら早くできるかを考える。
これはいい練習です。
ただやるキャッチボールより、なんぼかいい。
上手くなる最大のコツは「集中力」だと思います。
それを自然と練習の中で培える。
集中力が途切れないように指導者はアドバイスをしたり、がっとばしたりする。
その必要がない。
そういうのがいい練習メニューだと思います。

それと、これをやっていくうちに相手の力量も分かり、自分の力量もみんなに示すことができます。
カバーも自然とやろうとする。
なんだてめぇーちゃんと捕れーと罵声も飛ぶでしょうが、そのうち気付くはずです。
早くやるには、チームで協力するしかないと、このキャッチボールクラシックの最大の利点はチームワークの醸成につながるところだと思います。
ノーミスで100回を達成できた時、一定の力量に達したと言えるでしょう。 
まずは100回クリアを目指して、高田イーグルス、キャッチボールクラシックを進めていきます。
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