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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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いつも余裕のないレオ。
これが私のレオの印象です。

器用なタイプではない。
むしろ不器用。
そんな彼がホームランを打つ。
こんな日が来るんですねえ。

レオ。
バッティングの構え、猫背。
まだいろんなところの固さがとれていません。ただ、以前よりは反応に速さがでできて、スイングに迷いがなくなっています。
ストライク、ボールの見送り方も良くなっている。
体つきはヤングイーグルスの中では大きい方です。
筋肉量はあっていいはず。
問題はその使い方。
前記しましたが、器用な方ではありません。
こちらがアドバイスしたことは、すぐに流しそうめんのように流れていく。
トップの作り方、前足のあげ方が遅い。
その分遅れる。足を上げないやり方にするか、トップの入りを速くするように!
何回同じことをいったでしょう。
それでも、何回も何回も言い続けないとだめなんでしょうね。
今回もトップの作り方が、遅いと思っていました。
しかし、レオはレオなりにアジャストしようとしていました。
そして、振り遅れるなく振り切った。 
三遊間を切りさき、レフトを破った。
あのレオが、こうやってホームランを打つまでになる。
一塁を全力で駆け抜け、二塁を蹴り、サードへ。
レオは全力疾走をやめません。
ホームランを打ち慣れていないから周りを見る余裕もない。
こういうところは6年のケンタとは真逆のところに位置します。
まさに無我夢中。
へんな計算、打算がない。
ないというか、できないといった方がいい。
これはこれで好感がもてます。 
世界をドラスティックに変えるのはこういう男なのかもしれません。
こういう成功体験を積み重ねていくことで、自己肯定感=自信が生まれます。
俺はやれる!ここでやれる!
学校でもなく、家庭でもなく、厳しいスポーツという勝負の世界、ここで仲間から認められる、指導者からも、保護者からも認められる。
これほど自分を推してくれる経験があるでしょうか?
レオよ、これがソフトボールの楽しさだ!
この経験をもっともっと体験したくなる。
それがもっともっと上手くなるための種となるでしょう。
その種をどう育てるか?
我々指導者、保護者、チームメイトも関わってくることでしょうが、つまるところ最後。
それはレオ次第です。
毎日の素振り、筋トレ、ルールのおさらい。
コーチがいうところの毎日の積み重ねが、レオの種を大きく育ててくれるでしょう。

大歓声の中、全力でホームベースを駆け抜けたことは、彼の中の辞書にこう刻まれたでしょう。

ホームランは気持ちいい!


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