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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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連日の高校野球の熱戦、それに負けずとも劣らずのスポ少、田村市の大多鬼丸杯。
参加チーム64、矢吹町の中畑清杯と並ぶ大規模な大会です。
白獅子県大会優勝の桜さんなど強豪が抽選に外れる中、今年も抽選に当たって無事、イーグルスも参加できました。あーよかった。

駐車場が混むのがわかってるので、早めにでます。真っ暗の3:30起床、4:30集合出発はきつい。
それでもこの大多鬼丸にはいく価値がある。
会津では戦えないいろんなチームと戦えるし、交流ができます。64チームも集まる。その時点でワクワクします。
50分の短期決戦なので、守り切ればどのチームにもチャンスはある。
そんな群雄割拠の中、イーグルスはいきなり白獅子県大会同べスト4の二本松東さんと激突します。
ん?このブロック、特にイーグルスのトーナメント、県大会出場のチームしかいないぞ。強ぇとこばかり。やべえ、デストーナメント、死の組です。これも運。
二本松東さん、いわき新舞子でもお見かけしました。
ゴールドの昇華ユニフォーム、かっこいい。
春の大会でも1回戦っています。その時、私は不在ながら、同点で抽選になり、なんとか勝つことができたようです。
春の段階で五分と五分。
事前にある情報は、県大会クラスのサウスポーのエース。
この攻略がカギとなるとの小島コーチのアドバイスでした。
試合前の相手のブルペンを見る。
スパンスパンと気持ちのいい音。
やはりいいピッチャーです。
いいピッチャーと対戦するときは、ロースコアで終盤に山を持ってくること。終盤にきてこそ後攻の選択が活きてきます。

二本松東さんもすごい球がビュンビュンですが、イーグルスのエースレントもそこそこです。
お互いに長所を活かしつつ、バッターを打ち取っていく。50分の試合の中盤、3回に思わぬチャンスが……
塁にでたランナー、セカンドに進めて、さてどうするかを考えている。
ディレードスチールもできるかな?なんて思っていると、ピッチャー、セカンドに送球、ショート?セカンド?見てませんでした。
ボールはセンターに、転々。
センターカバーか?と思っていると、センターも見てない。
外野を転々とする間に、1点をもらいました。
思わぬかたちでの先制。
運があるんでしょうね。
運もありますが、常にディレードを狙う姿勢が、相手を必要以上に警戒させたと思っています。
スキがあればやっていいというのが、イーグルス。二本松東さんのエース、なにか感じとったと思います。

さて、先制した。
あと2回を守れば勝ちです。
ここで、もう1点ダメ押しできれば、なお良し。
ですが、打てません。
打ち崩せません。
点を取った直後、相手の下位打線に捕まります。
スイングを見る限り、打たせても大丈夫だとキャッチャーユウキは判断したんでしょう。
だから、ユウキは1,2塁間を埋めるようにセカンド、レンに指示をだしました。ところが、アウトコースを8番バッターに痛烈に右中間を抜かれます。三塁打。
あれは高さが間違っていました。
下位だからと言って甘く入れば持って行かれる。
バッテリーはまたもや身をもって経験したでしょう。
二本松東さん、ここは絶対取りにくる。
なんでとられたかは忘れましたが、同点にされました。まぁあの1点はもらったようなものですから、また振り出しに戻っただけです。
しかし、あの1点がなかったと考えるとぞっとします。もらった1点といえ、虎の子の1点となりました。
このピッチャーからはとってあと1点、とれるか?
同点となり、抽選も覚悟しました。
ところが、あと2分時計はあると審判団。

天が我々の決着を見たい、と言っています。

最終回、相手もイーグルスも下位から、得点は難しいところですが、何があるかわからない。
やるしかねえ、やるなら今しかねえ。
イーグルスは7番から。ここにレントをおいた意味がここで発揮されるのかあと思っていたら、三振。ヒットが欲しかったなぁ。
下位ながら一発も期待できるユウゴ。タイミングさえ合えばなんとかなるか……そうはされてくれません、ユウゴも倒れ、最後はラストバッターのユリア。
意外性というスキルがあるとすれば、1番あるバッターです。
理論、セオリー、常識が敵も味方も通用しない奴。待てのサインを出して、はいわかりました、と言っておきながら初球からフルスイング。
こういう男なんです。
メンタルが右肩上がりの時はめっぽう強い。
しかしその逆は……
だからこそ、この9番という打順が活きるのかもしれません。
ユリアに、最近当たってるから打順あげるか?と聞くと、
いや、やめてぇー監督、甘い球来なくなるから、との言。
なるほど、ユリアはあえて9番という打順の長所を利用しています。
私、9番なんで打てませんよ、安パイですよという擬態(ギタイ)。
手負いの獲物ように片足を引きずる、安心して近づくと逆に食われる。見事な擬態です。
それが功を奏してか、新鶴戦のあの起死回生の同点打から、ここ最近は恐怖の9番バッターになっています。
ユリアのいいところは、誰彼構わず、はなからフルスイング。0か100か、それができる。
そのスイングに迷いがなくなってきています。
春先の悩んで悩んでいたころが嘘のようです。
その迷いなきスイングがイーグルスにキセキを呼び込みます。
初球を打って、サードゴロ。みんな三振する中、当てたのもすごいことですが、サードゴロ。
あー、終わりだ、抽選だと誰もが、私も思いました。ところが、変な回転のゴロになる。
サード捕球エラー。最終回、二死、ギリギリのところで出塁します。
今シーズン、何度も見てきたキセキ。
その序章をユリアが作ってくれました。
さぁ次は1番のタイセイです。
この時、なんか予感がありましたね。
これは、イーグルスのベンチ、応援の保護者みんなにそれはあったと思います。
新鶴戦もあのユリアから、そして今回もユリアが出た。
となると、タイセイも打ってくれるだろう!

試合時間はとっくに過ぎていますが、まだまだ続く熱い展開に誰もが目を離せません。

次回!

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