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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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今年の卒団式、はやかったですが2月末に行いました。
今年卒団するのは2名。去年が9人、来年が9人。人数的にも谷間の世代でしたね。
まぁ今まで経験した中で、0ってことはなかく最低は1名。それにつぐ少なさ。
チーム運営の面でもいろいろ苦労はありましたが、一番苦労したのは当のこのふたりでしょう。
ひとりあたりの圧力が違います。9人いれば、割る9で分散できるところを、割る2になってしまう。圧力を90とすれば、9人の場合はひとりあたり、10。ふたりの場合は、45。
約4.5倍の圧力をうけることになる・・・
試合のプレッシャー、下を率いるリーダーシップ。5年生の中にもその役割を分担してくれるやつもいましたが、まったくの同格ではない。
あと2~3人は欲しかったところでしょうが、もう過去の話。
このふたりでよくがんばりました。よくやった。それしかいえません。

ヒカリ。
本来向いていないにもかかわらず、あえてキャッチャーに指名した監督の意図をどれだけわかっていたか?
何回も泣きました。何回も心が折れたでしょう。
それでも信じて使い続ける監督も心の中で泣いていたと私は思います。
最後の大会、指揮を任された私はあえてキャッチャーをはずしました。
最後の大会くらい、のびのびやらせてやりたいという思いがあったからです。
マナヤの成長によって、タカヤをショートに置かなくてもよくなったというのも大きいです。
それでもタカヤが負傷退場。代わりは・・・。やはりヒカリしかいない。
運命ですね。最後までこのバッテリーでやれという、野球の神様の意志。
粋な計らいだと思いました。
とにかく考えて行動するタイプではありません。
動物的な勘で動くタイプ。だからセオリーや理論や方法論は通じません。
感覚で教えていくしかない。
それが開花したのが、初夏の河東戦でした。右方向に4打数4安打。
ひきつけてインサイドアウト、ライト方向にもっていく感覚を手にしたと思いました。
まぁ、すぐに定着しないのがバッティング技術の難しいところです。
感覚の男だと書きましたが、まったくそうでもないんですね。
失敗してもユウヘイみたいにあっけらかんともできない。
4年5年のうちは笑顔でプレーしていた印象が強いですが、6年になってキャッチャーをやってる姿をみるとあっぷあっぷの状態で顔が引きつっている。
ミスればさらに青ざめていく。そのあたりのフォローが私たちもできなかった。
自分で乗り越えなくてはいけない部分もありますが、ここは本当にすまなかったなぁと思うところです。
そこを越えたところにある、ソフトボールの、野球の、ぴりぴりした緊張感の漂う中、結果を度外視した、全力のぶつかり合い。
あのぞくぞくするような楽しさを教えてやりたかった。
あの境地。おそらくそこまでいってないでしょう。まぁ私も小学生のころはそこまでいってなかったです。
そこへ繋がる道だけでも示してやりたかった。
スポ少を卒団して、さみしいというよりもホッとしてるようなヒカリをみて、心の中で謝ります。
でもまぁ、おまえといっしょにソフトボールをやれてよかったよ。
おまえがいく次のステップも応援します。
ありがとうヒカリ。




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