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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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シーズンも終わりになって、次の世代のメンバーが気になります。
そんな中、この秋、美里イーグルスの門をたたいた少年がまたふたり。
1年生が入ったのはすごいことです。兄貴がやってるからという理由で入ってたやつはいますが、自分から自発的に入ろうと思ったこともすごいし、それを応援しようと思った保護者もすごい。

これで美里イーグルスは総勢24名。
6年生9人、5年生3人、4年生3人、3年生2名、17名が正規団員。
準団員として、3年生2名、2年生4名、1年生1名で合計7人。

この準団員制度が効いていますね~。
ホップスッテップジャンプ、いい意味での準備段階の役割。
親御さんの信頼を勝ち取るための猶予期間。
いまのところは功を奏しています。

どもスポ少、どのスポーツも子供を集めることに苦労しています。
私が携わってきたスポ少もそうでした。
その中で私は常々思っていました。
旧態依然を打ち破ろうと。
人が集まらないのは、わけがあるんです。
そこに寄り添わないでいてはそこは平行線。
お互いの歩み寄りが必要です。
そのさじ加減がむつかしい。
まったくのレクリエーションであれば、スポ少である必要がない。
スポ少は、勝負の世界の要素がある。
保護者が情熱と労力を無尽蔵にだせれば、子供たちも比例して強くなるでしょう。
それは道理。
しかし、今の世の中、仕事そっちのけで、子供のスポ少に全力を傾けられる保護者がいるでしょうか?
スポ少がそれを求めていたのも事実。
でも、そうではないでしょう。
保護者のみなさんも、忙しい仕事や家事の合間を縫って、できうる限りの協力をしてくださる。
われわれ指導者は、その協力なしにはスポ少は運営できません。
そこにあぐらをかいていては、いけないと思いました。
待っているだけではいけない。
今までのやり方とは違うやり方。
まずは子供たちが、そして保護者が、指導者が、
みんなが「ああ、スポ少をやってよかった。」と心から思えるWINWINの関係を私は作りたかった。
それにはお互いの歩み寄りが必要でしょう。
「こうしてもらわないと困る!」
それをやめる。

どこのスポ少さんもそうだと思います。
そうでなければ、この今のご時世、存在していけない。

私自身もそうですが、保護者の負担は相当なものだと思います。
その最初の敷居を何とかして低くできないものか?
そう考えて発足したのが、今の「準団員制度」です。

・年会費5000円
・保護者の役員負担、送迎負担なし。
・審判、グランドつくりもなし。
・練習の参加自由、報告の必要もなし

はいったばかりの低学年の子供たちが、6年のレギュラークラスと同じ負担を負うのはどうかと思っていました。
「それは、いままでそうやってきたんだから」と思う人もいるでしょう。
私は、そうやってきたから敷居が高くて、入るのをためらった人もいると思います。
息子が2年なのに6年生と同じ負担を背負う。
補欠でほとんど試合にでれないのに、負担は同じ。
フォアザチームの考えからすれば、あたりまえのことかもしれませんが、そうでもない。
まして、野球、ソフトボール経験者の保護者でなければ、得体のしれない団体の怖さしかないでしょう。
だからこその「お試し」=準団員。
ここで見極めようじゃぁないですか?その子の本気を。
まずはためしで入ってはみたが、次第に子供が本気なっていく。
楽しそうにやってるのをみて、親はどう思うでしょうか?
協力してやろうと思うのが普通だと思います。
その考える期間をもてることで、いろんな負担を担う決心がつくと思います。
私たちはスポーツのすばらしさ、チームプレーの有用性、なにより野球も面白さを伝えたい。
野球を通したひろい意味での人間形成をやりたいんです。
子供たちだけでなく、野球という言語を通して、お互いに協力し、知らず知らずに親を含めた家族が成長していく。
「今日どうだった?」
「だめだった、エラーした。」
「そうか、でも、がんばったな。あの、最初の打球の反応の一歩速かったぞ。」
「(労をねぎらってくれたことはうれしいけど)いや、まだまだたりない。」
「次は、がんばれ!」
スポーツが家族のコミュニケーションのツールになりえる。
何気ない会話で、ああ支えてもらってるんだなぁと気づく。家族のありがたみを知るでしょう。
そこは何物にも代えがたい、プライスレスです。ここを多くの人にわかってほしい。


それでも、やらない人もいると思いますが、できうる限り敷居を下げてみる。
その努力は運営側もするべきでしょう。
殿様商売では成り立たない。待っていては人は集まりません。

どのスポ少も過渡期だと思います。
いままでどおりではなりたたない。
だから考えなくちゃいけない。今まで以上に。
スポ少も転換期でしょう。
スポ少の担う役割を時代にニーズに合わせる。
迎合して何が悪い。
滅んでしまっては、終わりです。
生きて、存在し続けて、次世代にバトンをわたす。

これはまぎれもなくライフワークになりえる。
次世代の種をまき続けたいと思います。




















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