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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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最後の大会、宇津木杯も終わりました。
ということは自動的に6年生は終戦。


1回戦ほおのきさんにスコアレスドロー、抽選の末、勝利。
思い出す限り、3年ぶりくらいの抽選勝ちじゃないでしょうか。
これはいけるんじゃないかと思ってしまいました。
次戦のしきみさん、初回にコウセイの満塁ホームラン。
これで勢いにのっただろうと思いましたが、その油断を野球の神様は見逃してくれなかった・・・
逆に満塁ホームランで返され、小刻みにイーグルスの魂を削っていく。
防戦一方。
終盤での3三振はききました。しかも相手は4年生エース。
かつての勢いはどこへ?
最後にみせばを作りますが、最後のバッターに、イーグルスの最強バッターのタカヤ。
タカヤで終わったなら仕方がありませんでした。


負けた原因はいくつかあります。
調子のよかったときは、こういうぎりぎりの場面のミリ単位を制してこれていた。
最後にきて、それができない、もどかしさ。
斎藤コーチが言っていました。
「実力をだせなかったんじゃなくて、これが実力だ。」と。
終わってしまった今、その通りだと思います。
その実力を出し切れてやれなかったのは、私の責任です。
もっとちがったやり方があった。

あのセカンドの頭上をかすめて、右中間を切り裂いていった打球が何回も思い出されます。
勝ちに徹するならば他のやり方もあったのかもしれない。

しかし、今となってはすべてが、過ぎたるは猶及ばざるが如し。
そして光陰矢の如し。

最後にしては面白くない試合だった。
みんながもっとできたはずと思って負けた。
この敗戦は、ずっと心に残るはず。
残念ながら、正直、私はすがすがしい気持ちでは終わることはできませんでした。
「もっと、できただろう?」
しかし、もう戻ることはできない。
このチームで、この仲間で戦うことはもうかなわない。このさみしさ。
ぽっかり大きな穴があいています。
それはこの先もずっとあり続けます。

私にもそれはある。
小学生時代のほおのきさんにコールドで負けた最後の試合。
中学生の時に会津大会で、若松五中に負けた最後の試合。
高校の時に、ベスト16で安積高校に負けた最後の試合。
負けない人なんていない。
最後まで勝ち続けることが逆に珍しい。
誰しもが「負けた気持ち」と共存しています。
それを抱えて生きている。

もうイーグルスとしての小学生時代の勝ちはありません。
このなんともいいがたいモヤモヤを抱えて生きていく。
それもまたいいでしょう。

でも、わたしもふと思い出すんです。
釣りをしてウキを見ているとき、学食で順番を待っている時、東京で電車に乗っている時、ふとした拍子に思い出してしまう。
あん時こうしてれば・・・ああしてれば・・・
そう思っても戻れるわけでもないのに、考えてしまう。

過去だけでは生きていけませんが、過去を大事にしない人は未来も大事にできないと思います。
たとえ負けてしまった思い出でも、そのうちいい思い出だったと思えるか・・・

そんな思い出の中にイーグルスの選手、お父さん、お母さん、メンバーみんなの顔が浮かんでくれたら、それでいいと私は思います。

いつも時代のまつりの後はさびしいもの。
このさびしさが良き思い出にかわる日がくるでしょう。
ありがとう、選手諸君、そして保護者のみなさん!














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