時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。
ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
11/25 いわき市新舞子で、県下の選抜チームが一堂に会して戦いました。
イーグルスは会津選抜チームに入りました。
美里の4つ、本郷、高田、新鶴、イーグルス。柳津、湯川、坂下南、坂下東の6年生からの選りすぐりのチーム。
私も今年からコーチとして名を連ねます。
イーグルスからは、ユウト、レツ、リョウの三人。各チーム3人までのしばりがありますが、イーグルスはぴったり3人。
誰を選んで誰を選ばないかの葛藤はなくてほっとしましたが、他のチームでは泣く泣く選ばなかった事情があったと聞きました。
そして選ばれた19名。各チームの主力として活躍した選手たち。
やはりうまい。ですが、ばらつきがあります。
ずっとやってきたポジションではなく、ちがう場所を守る選手もいました。
経験がなくてもボールへの反応、肩の強さなどもっているスペックは高いのですが、ランナーがいた時の動き、右バッター、左バッターのポジショニング、アウトカウント、点差によってのポジショニング、送球のセオリーなどいろいろわからない場合が多い。
そういうのって、雪がふりつもっていくように、毎日の練習はもちろん、いままでやってきた実際の試合で失敗したり、成功したりして身についていくものもあります。
そういう時に、その人の生き方がでてくると思います。
自分以外のポジションに興味を示さず、やれといわれたことだけやる、それはそれで一点に集中しているといえなくもないですが、まわりが見えていない。
私もそうですが、だいたいはこっちに入ります。
自分のポジション以外でも、「自分だったらどう守るか?」「あの場面で自分だったらどうするか?」それを、プレーのたびに、自分の中で検証していく。
試合中、練習中に遊んでるすきはなくなります。
すべてが将来の自分の糧になるかもしれない。もちろん無駄になることもあるでしょう。
でも、その歩みを止めない。
それを小学生に求めることは酷でしょうか?
ひるがえって、私自身もそうやってきたとは言えません。
ですが、指導者になってみると、すべてのポジションはもちろん、ベンチ、控え、コーチャ、いろんなポジションに目を向けなくてはならない。
そうなると、スポ少以外でも「自分だったらどうするか?」と考えるようになりました。
いままで見えなかったことが見えてきました。
話が脱線しました。
毎年の選抜チームでのあるあるらしいです。ポジションが被るが、出さないのは惜しい。
そこでのコンバート。それが吉と出る場合もありますが、凶になったこともある。
ここがむつかしいところです。
今年のチームも最後まで外野は固定で聞かなかった。
どの選手も一長一短。その場面、その場面での最善の一手を打つしかない。
そうしてのぞんだ1回戦、残念ながら私は大雪が降って仕事になり、見れませんでしたが、5-0でいわき選抜に勝ちました。
チームの持ち味をいかんなく発揮して勝ったようです。
そして、2日目の生き残りをかけた2回戦、VS県南選抜チーム。
それは、次回!
イーグルスは会津選抜チームに入りました。
美里の4つ、本郷、高田、新鶴、イーグルス。柳津、湯川、坂下南、坂下東の6年生からの選りすぐりのチーム。
私も今年からコーチとして名を連ねます。
イーグルスからは、ユウト、レツ、リョウの三人。各チーム3人までのしばりがありますが、イーグルスはぴったり3人。
誰を選んで誰を選ばないかの葛藤はなくてほっとしましたが、他のチームでは泣く泣く選ばなかった事情があったと聞きました。
そして選ばれた19名。各チームの主力として活躍した選手たち。
やはりうまい。ですが、ばらつきがあります。
ずっとやってきたポジションではなく、ちがう場所を守る選手もいました。
経験がなくてもボールへの反応、肩の強さなどもっているスペックは高いのですが、ランナーがいた時の動き、右バッター、左バッターのポジショニング、アウトカウント、点差によってのポジショニング、送球のセオリーなどいろいろわからない場合が多い。
そういうのって、雪がふりつもっていくように、毎日の練習はもちろん、いままでやってきた実際の試合で失敗したり、成功したりして身についていくものもあります。
そういう時に、その人の生き方がでてくると思います。
自分以外のポジションに興味を示さず、やれといわれたことだけやる、それはそれで一点に集中しているといえなくもないですが、まわりが見えていない。
私もそうですが、だいたいはこっちに入ります。
自分のポジション以外でも、「自分だったらどう守るか?」「あの場面で自分だったらどうするか?」それを、プレーのたびに、自分の中で検証していく。
試合中、練習中に遊んでるすきはなくなります。
すべてが将来の自分の糧になるかもしれない。もちろん無駄になることもあるでしょう。
でも、その歩みを止めない。
それを小学生に求めることは酷でしょうか?
ひるがえって、私自身もそうやってきたとは言えません。
ですが、指導者になってみると、すべてのポジションはもちろん、ベンチ、控え、コーチャ、いろんなポジションに目を向けなくてはならない。
そうなると、スポ少以外でも「自分だったらどうするか?」と考えるようになりました。
いままで見えなかったことが見えてきました。
話が脱線しました。
毎年の選抜チームでのあるあるらしいです。ポジションが被るが、出さないのは惜しい。
そこでのコンバート。それが吉と出る場合もありますが、凶になったこともある。
ここがむつかしいところです。
今年のチームも最後まで外野は固定で聞かなかった。
どの選手も一長一短。その場面、その場面での最善の一手を打つしかない。
そうしてのぞんだ1回戦、残念ながら私は大雪が降って仕事になり、見れませんでしたが、5-0でいわき選抜に勝ちました。
チームの持ち味をいかんなく発揮して勝ったようです。
そして、2日目の生き残りをかけた2回戦、VS県南選抜チーム。
それは、次回!
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11/3の民友杯をもってイーグルスの今シーズンは終わりました。
最後の民友杯、長瀬さんを相手に先制しながらも、最後に逆転をゆるすというふがいない展開。
初回の鮮やかな先制点奪取には、新時代の到来を予感しましたが、うまくいきませんね。
まだまだ全体として幼すぎる。
まだまだやらされている段階。
自分たちで考えてやるところまでいっていません。
近年になく、幼いチームだと思います。
さて、このチームをどう底上げしていくか?
ここ最近の子は、がっとばしでは成長しません。
いいところを伸ばしながら、短所も消していくようなやりかた。
これで大丈夫というのはないので、その都度その都度、立ち止まって考える。
シーズンの終わった今は、来シーズンに向けて臥薪嘗胆の時期。
つらい走り系の練習にどこまで本気になれるかを見極めることとしましょう。
どんなにつらくとも、前をむいて、上をむいて、明日の自分のためにがんばろうとする子。
ひとりでも多く、一回でも多く、そういう気持ちになってくれることを期待します。
最後の民友杯、長瀬さんを相手に先制しながらも、最後に逆転をゆるすというふがいない展開。
初回の鮮やかな先制点奪取には、新時代の到来を予感しましたが、うまくいきませんね。
まだまだ全体として幼すぎる。
まだまだやらされている段階。
自分たちで考えてやるところまでいっていません。
近年になく、幼いチームだと思います。
さて、このチームをどう底上げしていくか?
ここ最近の子は、がっとばしでは成長しません。
いいところを伸ばしながら、短所も消していくようなやりかた。
これで大丈夫というのはないので、その都度その都度、立ち止まって考える。
シーズンの終わった今は、来シーズンに向けて臥薪嘗胆の時期。
つらい走り系の練習にどこまで本気になれるかを見極めることとしましょう。
どんなにつらくとも、前をむいて、上をむいて、明日の自分のためにがんばろうとする子。
ひとりでも多く、一回でも多く、そういう気持ちになってくれることを期待します。
イーグルスのOBもいる高田中駅伝部が県大会で準優勝。
これはすごい。すごいですよ。
とんでもないことです。
これは一人のチカラだけではなしえないこと。
選手全員はもちろん、サポートにまわる選手、指導者、保護者みんなで勝ち取った結果だと思います。
全員の思いをタスキ一本につないでくれた。
こういうのに弱い。
こういうの好きだなぁ。
選手のがんばりが、見ていて泣けてきます。
それがかってしったるイーグルスの選手たちが含まれている。
聞けば、優勝したら全国大会はあの滋賀県だったという事実。
どう考えても、あの舞台と重なってしまいます。
奇妙なつながりを感じるのは無理もないこと。
これは天啓だ、もしかしたら駅伝の神様がいけといってるんじゃないか?
私でもそう思います。
結果、滋賀県は遠かった。湯本中が強かったということでしょう。
よくがんばりました。
君たちのがんばりに、みんな励まされます。
今日も一日精いっぱいがんばってみようと!
これはすごい。すごいですよ。
とんでもないことです。
これは一人のチカラだけではなしえないこと。
選手全員はもちろん、サポートにまわる選手、指導者、保護者みんなで勝ち取った結果だと思います。
全員の思いをタスキ一本につないでくれた。
こういうのに弱い。
こういうの好きだなぁ。
選手のがんばりが、見ていて泣けてきます。
それがかってしったるイーグルスの選手たちが含まれている。
聞けば、優勝したら全国大会はあの滋賀県だったという事実。
どう考えても、あの舞台と重なってしまいます。
奇妙なつながりを感じるのは無理もないこと。
これは天啓だ、もしかしたら駅伝の神様がいけといってるんじゃないか?
私でもそう思います。
結果、滋賀県は遠かった。湯本中が強かったということでしょう。
よくがんばりました。
君たちのがんばりに、みんな励まされます。
今日も一日精いっぱいがんばってみようと!
6年生のラストゲーム。
美里親善大会が新鶴吹上グランドで開催されました。
前日からのグランド準備、当日のコート割り当て等保護者の皆様のご協力には感謝の言葉しかありません。
ありがとうございました。
さて、わがイーグルス。
最後なんで互角に戦えるようなチームが来てほしい。
間違っても全国大会にいった関柴さんは隣に来てほしくないなと本気で思っていました。
「関柴さん、こないで。関柴さんは避けたい。」
そんな弱気な私を見透かしたのか、野球の神様は大当たりをプレゼントしてくれました。
1回戦、VS関柴スポ少さん。
「なんでだー、あかん。」
数分、本気で落ち込みました。
ですが、落ち込んでいてもこの事実は変えられません。
考えようによっては、関柴さんとは決勝戦でしか戦えない相手。
逆に考えれば、疲れ切っていない初戦で最強の関柴さんと戦えることはチャンスなんじゃないか?
切り替えました。
100回やったら1回くらいは勝てるかもしれません。
今日がその1回であったら最高でしょう。
大阪夏の陣に臨む真田幸村の心境です。
先発を誰にするか?
悩みました。最強打線を相手にして、レツとユウトどちらがいいか?
どちらかといえばユウトのほうが安定しています。
ですが、一本調子になりやすい。
レツは機をみて相手の打ち気をそぐタイミングをしっている。
この打線であればショートはユウトのほうがいい。
であれば、レツ。レツにかけました。
私が何も言わずとも、先攻を引いてきたユウト。
先制攻撃しかないことをわかっています。
先手をとってロースコアに持ち込む。もしくは最大の運を発揮してスコアレスドロー。
ここしか勝機はありません。
今日のオーダーです。
打順守備
1 6 ユウト
2 2 ユウキ
3 1 レツ
4 3 リョウ
5 4 ルイ
6 5 タイセイ
7 8 タケル
8 9 レント
9 7 ハルヤ
この大一番に10回に1回のヨウスケがいないのは痛いですが、この布陣で臨みます。
初回は、一番当たっている3人を並べますが3者凡退。
これは1点とれるかどうか?連打は期待できません。
裏、先頭打者。見るからに足が速くてパンチ力がありそうです。
しかし、気づきました。
打力に自信があるあまり、ボール球に手を出す。
荒れ球のレツを打ちあぐねている様子。
積極性が裏目に出てくれています。
なかなかつかまらない、そのフラストレーションを感じました。
これがつかまったら、イーグルスに勝ち目はありません。
どこまでレツがいけるか?
そして、ショートに置いたユウトのところに強くむつかしいゴロがバンバンきますが、今日のユウトは送球もいつも以上に慎重に投げています。
リョウに対する優しさを感じます。
そして糸を引くような送球。少し高めに伸びてくるのでリョウでなければ捕れないでしょう。
6年生三人が躍動している。
成長のあかしをいかんなく保護者と指導者の前で発揮してくれています。
レツを投げさせてよかった。
ユウトをショートにおいてよかった。
リョウをファーストにおいてよかった。
お前たちがイーグルスにいてくれてよかった。
お前たちといっしょにソフトボールがやれてよかった。
目頭が熱くなります。
それでも関柴さんの猛攻の前に2点を失います。
県大会優勝チームを相手に初回を2点で抑える。
いつ、大崩れしてもおかしくないところをよく持ちこたえている。
負けているのにこんなにも楽しい試合は初めてです。
全力を出し切っているからでしょうね。
関柴さんとやりたくなかったですが、今は関柴さんでよかったと思います。
それでもその上をいく関柴さんはやはりすごい。
上をいかれてはいますが、相手にとって不足はないと全員が思っている。
「俺達でもやれる!」
その自信が最後の最後の試合にきてみなぎっています。
だから負けていても楽しい。
10回に1回しか当たらなくても、3球三振でも今の自分のもてうる限りの力でぶつかっている。
そして今のところ、それが功を奏している。
イーグルスは全く打てないので、ランナーはでませんが、関柴さんは毎回ランナーがでます。
いつもはミスがでそうな場面を無難に抑えている。
ぎりぎりのところで持ちこたえている。
大崩れしません。
二死から最後はショート、ユウト → ファースト、リョウでシャットアウト。
負けていても気持ちいいプレー。
そんなプレーに神様のご褒美でしょうか?
1番ユウトがレフト前に運び、初ヒット。レフトがまたついている間にセカンドまで到達する抜け目なさ。
手打ち、手打ち、手打ちをするな!と指摘し続けてきましたが、最後まで手打ちを通してくれました。
ただ本人に聞いてみると左方向への意識はあったとのこと。
本人は本人なりに考えての技ありの一本だったようです。
速球に対する対応力、負けん気の強さ、ユウトを1番のリードオフマンとして使い続けてきた理由を証明するには十分なヒットでした。
さぁ反撃開始!
自分たちよりも強大な相手に対して立ち向かうことが楽しい。
なんとかして、2死になる前に3塁に到達しておきたい。
その形にしておけば、内野ゴロでもノーヒットで得点できる。
1-2の形にしておけば、終盤なにがあるかわからない。
そんな計算を立てていると、ユウキがピーゴロ。ピーが投げる好きに三塁陥落かと思っていると、ユウト、スタートを切っています。
百戦錬磨の関柴さんのエース、状況をよく見ています。
三塁余裕でタッチアウト。
普段であれば、がっとばすところですが、この球を打って塁にでれるのはユウト、レツ、リョウくらい。
怒りをぐっと飲み込みました。
反撃の芽は断たれた。
その裏に、強烈な打球のセンターオーバーなどをくらって3点を追加されます。
それでもまだコールドにはなっておらず、なんとか体裁を保っています。
6年生に限らず、5年生、4年生も精いっぱいやっている。
今の段階のベストゲームでしょう。
ラストゲームがベストゲーム。
0-5で負けはしましたが、楽しい試合でした。
最後に関柴さんと全力を出し切ってやれてよかった。
6年生の小学生のイーグルスとしてのスポ少は終わりました。
最後のミーティング。
負けはしたが、よくやったと6年生をほめました。
ひとりひとりの顔を見ながら話す。
リョウ、レツ、ユウト、こいつらの顔をみながら話すことも後なくなるのかと思うとぐっときましたが、なんとか踏みとどまりました。
いい顔をしている。
そしてこのこらはもう次のステージを見ている。
未来が前途洋々と開けていると信じて疑わない。
「野球だったら・・・」
そんな会話をしていました。
たった3人でよく最後までやり抜いた。
この3人はほめることよりも、がっとばすほうが多かった。
今思えば、もっと褒めてやるべきだったかもしれません。
ピッチングになやみながらも相手をかわすことにかけてはピカイチのレツ。
キャッチャーに悩み、レツ、ユウトとぶつかりながら泣きながら自分を見つめなおしたリョウ。
優れた先輩の残像を追い求めながらうまくチームを引っ張れないことに悩んだ泣き虫キャプテンユウト。
三者三様の苦悩と成長がありました。
シーズン終盤の試合の前に
「今日の試合は失敗してもくさい顔をしないで全力でプレーをやり抜こう!」
キャプテン、ユウトのこの言葉を聞いた時、指導者をやっててよかったなと思いました。
プレーもさることながら、こころが成長している。
たくましくなったな。人の上に立つということが少しわかったかな。
そう思いました。
いままで言ってきた数々の厳しい言葉、パワハラまがいの言葉もあったと思います。
それが通じたことで胸がいっぱいになりました。
ソフトボールを通して、まがりなりにもわかりあえたなという自己満足に浸る。
自己満足でいいんです。
今年のソフトボールスポ少もよかったなと思わせてくれる。
毎年思います。
この子たちはこの先どんなふうに育っていくんだろう。
でも、俺の出番はここまで。
あとはこの先よき友達、よき指導者に出会ってくれることを願うのみです。
今まで親身になって、ご協力をいただきました6年生の保護者、その他の保護者のみなさまに感謝申し上げます。
今シーズンもありがとうございました。
美里親善大会が新鶴吹上グランドで開催されました。
前日からのグランド準備、当日のコート割り当て等保護者の皆様のご協力には感謝の言葉しかありません。
ありがとうございました。
さて、わがイーグルス。
最後なんで互角に戦えるようなチームが来てほしい。
間違っても全国大会にいった関柴さんは隣に来てほしくないなと本気で思っていました。
「関柴さん、こないで。関柴さんは避けたい。」
そんな弱気な私を見透かしたのか、野球の神様は大当たりをプレゼントしてくれました。
1回戦、VS関柴スポ少さん。
「なんでだー、あかん。」
数分、本気で落ち込みました。
ですが、落ち込んでいてもこの事実は変えられません。
考えようによっては、関柴さんとは決勝戦でしか戦えない相手。
逆に考えれば、疲れ切っていない初戦で最強の関柴さんと戦えることはチャンスなんじゃないか?
切り替えました。
100回やったら1回くらいは勝てるかもしれません。
今日がその1回であったら最高でしょう。
大阪夏の陣に臨む真田幸村の心境です。
先発を誰にするか?
悩みました。最強打線を相手にして、レツとユウトどちらがいいか?
どちらかといえばユウトのほうが安定しています。
ですが、一本調子になりやすい。
レツは機をみて相手の打ち気をそぐタイミングをしっている。
この打線であればショートはユウトのほうがいい。
であれば、レツ。レツにかけました。
私が何も言わずとも、先攻を引いてきたユウト。
先制攻撃しかないことをわかっています。
先手をとってロースコアに持ち込む。もしくは最大の運を発揮してスコアレスドロー。
ここしか勝機はありません。
今日のオーダーです。
打順守備
1 6 ユウト
2 2 ユウキ
3 1 レツ
4 3 リョウ
5 4 ルイ
6 5 タイセイ
7 8 タケル
8 9 レント
9 7 ハルヤ
この大一番に10回に1回のヨウスケがいないのは痛いですが、この布陣で臨みます。
初回は、一番当たっている3人を並べますが3者凡退。
これは1点とれるかどうか?連打は期待できません。
裏、先頭打者。見るからに足が速くてパンチ力がありそうです。
しかし、気づきました。
打力に自信があるあまり、ボール球に手を出す。
荒れ球のレツを打ちあぐねている様子。
積極性が裏目に出てくれています。
なかなかつかまらない、そのフラストレーションを感じました。
これがつかまったら、イーグルスに勝ち目はありません。
どこまでレツがいけるか?
そして、ショートに置いたユウトのところに強くむつかしいゴロがバンバンきますが、今日のユウトは送球もいつも以上に慎重に投げています。
リョウに対する優しさを感じます。
そして糸を引くような送球。少し高めに伸びてくるのでリョウでなければ捕れないでしょう。
6年生三人が躍動している。
成長のあかしをいかんなく保護者と指導者の前で発揮してくれています。
レツを投げさせてよかった。
ユウトをショートにおいてよかった。
リョウをファーストにおいてよかった。
お前たちがイーグルスにいてくれてよかった。
お前たちといっしょにソフトボールがやれてよかった。
目頭が熱くなります。
それでも関柴さんの猛攻の前に2点を失います。
県大会優勝チームを相手に初回を2点で抑える。
いつ、大崩れしてもおかしくないところをよく持ちこたえている。
負けているのにこんなにも楽しい試合は初めてです。
全力を出し切っているからでしょうね。
関柴さんとやりたくなかったですが、今は関柴さんでよかったと思います。
それでもその上をいく関柴さんはやはりすごい。
上をいかれてはいますが、相手にとって不足はないと全員が思っている。
「俺達でもやれる!」
その自信が最後の最後の試合にきてみなぎっています。
だから負けていても楽しい。
10回に1回しか当たらなくても、3球三振でも今の自分のもてうる限りの力でぶつかっている。
そして今のところ、それが功を奏している。
イーグルスは全く打てないので、ランナーはでませんが、関柴さんは毎回ランナーがでます。
いつもはミスがでそうな場面を無難に抑えている。
ぎりぎりのところで持ちこたえている。
大崩れしません。
二死から最後はショート、ユウト → ファースト、リョウでシャットアウト。
負けていても気持ちいいプレー。
そんなプレーに神様のご褒美でしょうか?
1番ユウトがレフト前に運び、初ヒット。レフトがまたついている間にセカンドまで到達する抜け目なさ。
手打ち、手打ち、手打ちをするな!と指摘し続けてきましたが、最後まで手打ちを通してくれました。
ただ本人に聞いてみると左方向への意識はあったとのこと。
本人は本人なりに考えての技ありの一本だったようです。
速球に対する対応力、負けん気の強さ、ユウトを1番のリードオフマンとして使い続けてきた理由を証明するには十分なヒットでした。
さぁ反撃開始!
自分たちよりも強大な相手に対して立ち向かうことが楽しい。
なんとかして、2死になる前に3塁に到達しておきたい。
その形にしておけば、内野ゴロでもノーヒットで得点できる。
1-2の形にしておけば、終盤なにがあるかわからない。
そんな計算を立てていると、ユウキがピーゴロ。ピーが投げる好きに三塁陥落かと思っていると、ユウト、スタートを切っています。
百戦錬磨の関柴さんのエース、状況をよく見ています。
三塁余裕でタッチアウト。
普段であれば、がっとばすところですが、この球を打って塁にでれるのはユウト、レツ、リョウくらい。
怒りをぐっと飲み込みました。
反撃の芽は断たれた。
その裏に、強烈な打球のセンターオーバーなどをくらって3点を追加されます。
それでもまだコールドにはなっておらず、なんとか体裁を保っています。
6年生に限らず、5年生、4年生も精いっぱいやっている。
今の段階のベストゲームでしょう。
ラストゲームがベストゲーム。
0-5で負けはしましたが、楽しい試合でした。
最後に関柴さんと全力を出し切ってやれてよかった。
6年生の小学生のイーグルスとしてのスポ少は終わりました。
最後のミーティング。
負けはしたが、よくやったと6年生をほめました。
ひとりひとりの顔を見ながら話す。
リョウ、レツ、ユウト、こいつらの顔をみながら話すことも後なくなるのかと思うとぐっときましたが、なんとか踏みとどまりました。
いい顔をしている。
そしてこのこらはもう次のステージを見ている。
未来が前途洋々と開けていると信じて疑わない。
「野球だったら・・・」
そんな会話をしていました。
たった3人でよく最後までやり抜いた。
この3人はほめることよりも、がっとばすほうが多かった。
今思えば、もっと褒めてやるべきだったかもしれません。
ピッチングになやみながらも相手をかわすことにかけてはピカイチのレツ。
キャッチャーに悩み、レツ、ユウトとぶつかりながら泣きながら自分を見つめなおしたリョウ。
優れた先輩の残像を追い求めながらうまくチームを引っ張れないことに悩んだ泣き虫キャプテンユウト。
三者三様の苦悩と成長がありました。
シーズン終盤の試合の前に
「今日の試合は失敗してもくさい顔をしないで全力でプレーをやり抜こう!」
キャプテン、ユウトのこの言葉を聞いた時、指導者をやっててよかったなと思いました。
プレーもさることながら、こころが成長している。
たくましくなったな。人の上に立つということが少しわかったかな。
そう思いました。
いままで言ってきた数々の厳しい言葉、パワハラまがいの言葉もあったと思います。
それが通じたことで胸がいっぱいになりました。
ソフトボールを通して、まがりなりにもわかりあえたなという自己満足に浸る。
自己満足でいいんです。
今年のソフトボールスポ少もよかったなと思わせてくれる。
毎年思います。
この子たちはこの先どんなふうに育っていくんだろう。
でも、俺の出番はここまで。
あとはこの先よき友達、よき指導者に出会ってくれることを願うのみです。
今まで親身になって、ご協力をいただきました6年生の保護者、その他の保護者のみなさまに感謝申し上げます。
今シーズンもありがとうございました。
先週末は、宇津木妙子杯に参加させていただきました。
宇津木杯、そのシステムがいいですね。
白獅子の成績で、いい成績だったチームと、かんばしくなかったチーム。
ベスト8とそれ以外のトーナメントに分かれる。
実力が均衡するので、白熱した試合になります。
イーグルスはベスト8に入らなかったので、それ以外のチームになります。
1回戦は、千里スポ少さん。
体格はあちらのほうが上、打撃のチームとみました。
実力は互角。先手を取ったほうが有利になるでしょう。
残す大会もあと二つ。ここらで、チームの団結力を見せてほしいものです。
先発は、キャプテンユウト。
この1年、レツとユウトの二枚看板でやってきましたが、いまいちどちらも安定してるとはいえません。
それでも、なんとかやってきた。
その集大成の大会にしたいところ。
いつも初回のファーストプレーでミスって、そこから転げ落ちていくので最初のワンプレーを丁寧にやろうと声をかけました。
たちあがりをきちんとたちあがれるか?
そこを課題に設定し、クリアすることで自信をつける。
この作戦です。
慎重に入った初回、なんとか抑えます。
こちらの攻撃も抑えられて、ゼロ発進。
いい立ち上がりでした。
その後、相手に先制されますが、こきざみな得点とルイの満塁ホームランで逆転、一挙5点をもぎとります。
打撃のいい相手をうわまわる得点力。
最後に相手においすがられますが、なんとかふんばって6-4で勝利です。
2回戦は、しきみさんです。
大会トップクラスのピッチャーを擁する強敵です。
実は、この大会しきみさんが優勝します。
その優勝した相手との対戦になりました。
イーグルスの作戦、まず打てない。とって1点か?
我慢の戦いが続くでしょう。
なんとか相手にミスに乗じられるか?
ここにかかっています。
そういってるうちに、エラーで出した1番を三塁まで運ばれます。
このランナーを出したエラー。痛かった。
またしてもファーストプレーを取れなかった。
またしても出鼻をくじかれた。
エラーをしようと思ってやってるやつはいませんが、あそこはなんとかしてほしかった。
しきみさん、一死三塁。着実に内野ゴロを打ってノーヒットで得点を許します。
ノーヒットで一点を確実に取れるあたりが、しきみさんの強さでしょう。
どうやれば得点できるかを考えて、実践できる。そこはすごい。
イーグルスにはない堅実性。見習うべき点です。
こちらにもチャンスはきます。
先頭バッターのリョウがファーボールを選びます。
一死三塁で先ほどグランドスラムのルイ。
ライトに飛距離十分なライナー気味のフライを打ち上げます。
「よし!タッチアップだ!」と誰もが思った瞬間・・・
タッチアップ体勢をとっていない。
あっ!スタート切ってる・・・もどるだけで精いっぱいです。
大事な得点機をのがしました。
状況把握のミス。いい当たりでしたが、すぐにタッチアップ体勢をとって、抜けてからスタートでも十分間に合った。
「わかってるだろう。」ではだめなんですね。
責められません。
それを事前に確認しなかった、私のミスです。
起きてしまったことは仕方がない。次のチャンスにかけましょう。
ここで気づきました。
バッテリーはランナーを無警戒。ディレードスチールいける!
次のバッターはタケル。相手エースは剛球、打てる気がしない。
一発逆転に賭けよう。
サードコーチャーの小島コーチに指示します。
リョウ完璧なスタート。ですが、ピッチャーの送球も完璧。
間一髪アウト。
どちらも一生懸命のプレーの結果です。
仕掛けた結果、うまくいかなかったのは仕方ない。
すべて、仕掛けた私のせいです。
引きづっていても仕方ないので次にかけましょう。
さぁ守ります!
この試合はレツが先発です。
なぜそうしたか?レツは、勝負所のカンがいい、それにつきます。
相手の打ち気をそぐような、抜いた球やチェンジアップの使い方がうまい。
強打者がいるしきみさんには一本調子のユウトよりはいいだろうとの判断です。
味方のミスに対する耐性もあります。メンタルの強さ。
いい意味で自分をもってるので、周りに左右されることが少ない。
そこがレツのいいところです。
ですが、そのレツもいきなり崩れる時があります。
2死捕ってからいきなり制球がさだまらない。下位打線に連続四球。
これ以上やると致命傷になるので、ユウトにスイッチします。
三振にきりとって、事なきを得ます。
その裏にまたチャンス。
ファーボールのランナー、なんとか三塁まで運びます。ですが、2死。
バッターはここ一番で主将で一番のユウト。
気合が入らないはずがありません。ですが、今年は腰の入ったスイングができていません。
インパクト、手首の返しだけで打っている。
もう本人もどうやって直していいかわからない状態。
この好機もアウトコースをひっかけさせられて万事休す。
野球の神様はなかなか微笑んでくれません。
その後、打てなかったピッチャーユウトの調子も崩れます。
野球もメンタルのスポーツなんですね。
レツに続きいきなり調子が崩れる。
連続四球、しかもアウトが計算できる下位打線に対してです。
ズン、ズン、ズン
聞こえてきました。敗北の歌が。この空気が選手のこころを押しつぶします。
さて、どうするか?
まかせるしかありません。
この時点でユウトの心中は決めました。
ユウト本人も、もうどうしていいかわからない状況、顔が泣きそうですが、腹は決めました。
ユウトにとっては大変酷な選択だったと思います。
場合によってはいっきに総崩れの展開。
まぁ、そうなったらそうなったときだ。
なかばあきらめの境地です。
そう腹を決めると、光明が差し込みます。
ランナーをおいて、しきみさんの最強バッターの1番を迎えますが、力んだのか打ち上げてくれます。
しかも、ランナーもスタートを切っている。
ゲッツーで、首の皮一枚のこりました。
5,6点を覚悟しましたが、最小失点の1点で抑えました。
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。
窮鼠猫を噛む。
結果オーライですが、なんとか乗り切りました。
ですが、まことに思い2点目。普通にやっては勝てません。
先頭バッターはユウキ。
打撃も守備、そしてチームの精神的支柱といってもいいでしょう。
あざやかなセンター前ヒット。
この沈鬱とした空気に風穴をあけてくれる腕っぷしに恐れ入ります。
先頭ランナーが出ました。
点差は2点。座して好機を待つより、仕掛けるほうを選びました。盗塁。
タイミングは完璧にアウト、ですが、セカンドがエラー。
ここで女神が来たなと思いました。
カウントを整えて、再度ディレード。
間一髪、アウト。
アウトでした。
アウトでした。
アウト・・・
そうやって、仕掛けた私のミスです。
バッターはレツなんで、慎重にいってもよかった。
しかし、最終回の裏に2点差を追いつくためには、どうすればいいか?
相手ピッチャーは手ごわい、まず打てない。
そうすれば奇策しかない。
全身全霊で勝負を仕掛けて、敗れたならしかたないでしょう。
後続のレツもたおれ、最後はリョウ。
いろんなミスはあるにしろ、チームの主力であることは間違いない。
二死ランナーなし。
思い切りいけと背中をおもいきり押してやります。
その通りの全力スイング・・・が空を切る。気持ちいいほどの空振りで三振。
ゲームセット。
ヒットは、ユウキのたった一本。それでも何回か山場は作りました。
負けはしましたが、今年の一番展開のいい試合だと思います。
優勝のしきみさんを相手に0-2。
ああでも、ミスがなければ勝てたかもしれない戦い。
悔やまれます。
このミスを次のどう生かすか?
アウトカウント、こうきた場合のタッチアップ。
「わかってるべ?大丈夫だべ?」では済まされない戦術の確認。
この最終局面になっても、課題は山積みです。
そうだとしても、この山の向こうに6年生の未来は広がっています。
ローマは一日にして成らず。
千里の道も一歩から。
次が6年生は最後。
全力でやるしかない。
やるなら今しかねぇ。
おいしいお酒をのみたいものです。
宇津木杯、そのシステムがいいですね。
白獅子の成績で、いい成績だったチームと、かんばしくなかったチーム。
ベスト8とそれ以外のトーナメントに分かれる。
実力が均衡するので、白熱した試合になります。
イーグルスはベスト8に入らなかったので、それ以外のチームになります。
1回戦は、千里スポ少さん。
体格はあちらのほうが上、打撃のチームとみました。
実力は互角。先手を取ったほうが有利になるでしょう。
残す大会もあと二つ。ここらで、チームの団結力を見せてほしいものです。
先発は、キャプテンユウト。
この1年、レツとユウトの二枚看板でやってきましたが、いまいちどちらも安定してるとはいえません。
それでも、なんとかやってきた。
その集大成の大会にしたいところ。
いつも初回のファーストプレーでミスって、そこから転げ落ちていくので最初のワンプレーを丁寧にやろうと声をかけました。
たちあがりをきちんとたちあがれるか?
そこを課題に設定し、クリアすることで自信をつける。
この作戦です。
慎重に入った初回、なんとか抑えます。
こちらの攻撃も抑えられて、ゼロ発進。
いい立ち上がりでした。
その後、相手に先制されますが、こきざみな得点とルイの満塁ホームランで逆転、一挙5点をもぎとります。
打撃のいい相手をうわまわる得点力。
最後に相手においすがられますが、なんとかふんばって6-4で勝利です。
2回戦は、しきみさんです。
大会トップクラスのピッチャーを擁する強敵です。
実は、この大会しきみさんが優勝します。
その優勝した相手との対戦になりました。
イーグルスの作戦、まず打てない。とって1点か?
我慢の戦いが続くでしょう。
なんとか相手にミスに乗じられるか?
ここにかかっています。
そういってるうちに、エラーで出した1番を三塁まで運ばれます。
このランナーを出したエラー。痛かった。
またしてもファーストプレーを取れなかった。
またしても出鼻をくじかれた。
エラーをしようと思ってやってるやつはいませんが、あそこはなんとかしてほしかった。
しきみさん、一死三塁。着実に内野ゴロを打ってノーヒットで得点を許します。
ノーヒットで一点を確実に取れるあたりが、しきみさんの強さでしょう。
どうやれば得点できるかを考えて、実践できる。そこはすごい。
イーグルスにはない堅実性。見習うべき点です。
こちらにもチャンスはきます。
先頭バッターのリョウがファーボールを選びます。
一死三塁で先ほどグランドスラムのルイ。
ライトに飛距離十分なライナー気味のフライを打ち上げます。
「よし!タッチアップだ!」と誰もが思った瞬間・・・
タッチアップ体勢をとっていない。
あっ!スタート切ってる・・・もどるだけで精いっぱいです。
大事な得点機をのがしました。
状況把握のミス。いい当たりでしたが、すぐにタッチアップ体勢をとって、抜けてからスタートでも十分間に合った。
「わかってるだろう。」ではだめなんですね。
責められません。
それを事前に確認しなかった、私のミスです。
起きてしまったことは仕方がない。次のチャンスにかけましょう。
ここで気づきました。
バッテリーはランナーを無警戒。ディレードスチールいける!
次のバッターはタケル。相手エースは剛球、打てる気がしない。
一発逆転に賭けよう。
サードコーチャーの小島コーチに指示します。
リョウ完璧なスタート。ですが、ピッチャーの送球も完璧。
間一髪アウト。
どちらも一生懸命のプレーの結果です。
仕掛けた結果、うまくいかなかったのは仕方ない。
すべて、仕掛けた私のせいです。
引きづっていても仕方ないので次にかけましょう。
さぁ守ります!
この試合はレツが先発です。
なぜそうしたか?レツは、勝負所のカンがいい、それにつきます。
相手の打ち気をそぐような、抜いた球やチェンジアップの使い方がうまい。
強打者がいるしきみさんには一本調子のユウトよりはいいだろうとの判断です。
味方のミスに対する耐性もあります。メンタルの強さ。
いい意味で自分をもってるので、周りに左右されることが少ない。
そこがレツのいいところです。
ですが、そのレツもいきなり崩れる時があります。
2死捕ってからいきなり制球がさだまらない。下位打線に連続四球。
これ以上やると致命傷になるので、ユウトにスイッチします。
三振にきりとって、事なきを得ます。
その裏にまたチャンス。
ファーボールのランナー、なんとか三塁まで運びます。ですが、2死。
バッターはここ一番で主将で一番のユウト。
気合が入らないはずがありません。ですが、今年は腰の入ったスイングができていません。
インパクト、手首の返しだけで打っている。
もう本人もどうやって直していいかわからない状態。
この好機もアウトコースをひっかけさせられて万事休す。
野球の神様はなかなか微笑んでくれません。
その後、打てなかったピッチャーユウトの調子も崩れます。
野球もメンタルのスポーツなんですね。
レツに続きいきなり調子が崩れる。
連続四球、しかもアウトが計算できる下位打線に対してです。
ズン、ズン、ズン
聞こえてきました。敗北の歌が。この空気が選手のこころを押しつぶします。
さて、どうするか?
まかせるしかありません。
この時点でユウトの心中は決めました。
ユウト本人も、もうどうしていいかわからない状況、顔が泣きそうですが、腹は決めました。
ユウトにとっては大変酷な選択だったと思います。
場合によってはいっきに総崩れの展開。
まぁ、そうなったらそうなったときだ。
なかばあきらめの境地です。
そう腹を決めると、光明が差し込みます。
ランナーをおいて、しきみさんの最強バッターの1番を迎えますが、力んだのか打ち上げてくれます。
しかも、ランナーもスタートを切っている。
ゲッツーで、首の皮一枚のこりました。
5,6点を覚悟しましたが、最小失点の1点で抑えました。
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。
窮鼠猫を噛む。
結果オーライですが、なんとか乗り切りました。
ですが、まことに思い2点目。普通にやっては勝てません。
先頭バッターはユウキ。
打撃も守備、そしてチームの精神的支柱といってもいいでしょう。
あざやかなセンター前ヒット。
この沈鬱とした空気に風穴をあけてくれる腕っぷしに恐れ入ります。
先頭ランナーが出ました。
点差は2点。座して好機を待つより、仕掛けるほうを選びました。盗塁。
タイミングは完璧にアウト、ですが、セカンドがエラー。
ここで女神が来たなと思いました。
カウントを整えて、再度ディレード。
間一髪、アウト。
アウトでした。
アウトでした。
アウト・・・
そうやって、仕掛けた私のミスです。
バッターはレツなんで、慎重にいってもよかった。
しかし、最終回の裏に2点差を追いつくためには、どうすればいいか?
相手ピッチャーは手ごわい、まず打てない。
そうすれば奇策しかない。
全身全霊で勝負を仕掛けて、敗れたならしかたないでしょう。
後続のレツもたおれ、最後はリョウ。
いろんなミスはあるにしろ、チームの主力であることは間違いない。
二死ランナーなし。
思い切りいけと背中をおもいきり押してやります。
その通りの全力スイング・・・が空を切る。気持ちいいほどの空振りで三振。
ゲームセット。
ヒットは、ユウキのたった一本。それでも何回か山場は作りました。
負けはしましたが、今年の一番展開のいい試合だと思います。
優勝のしきみさんを相手に0-2。
ああでも、ミスがなければ勝てたかもしれない戦い。
悔やまれます。
このミスを次のどう生かすか?
アウトカウント、こうきた場合のタッチアップ。
「わかってるべ?大丈夫だべ?」では済まされない戦術の確認。
この最終局面になっても、課題は山積みです。
そうだとしても、この山の向こうに6年生の未来は広がっています。
ローマは一日にして成らず。
千里の道も一歩から。
次が6年生は最後。
全力でやるしかない。
やるなら今しかねぇ。
おいしいお酒をのみたいものです。
TVを見て泣きました。最近涙腺がもろい。
昨日のアンベリーバボー。ルイス・マルキーなるアメリカの高校のバスケのコーチの物語。
落ちこぼれの弱小高校のバスケ部を献身的なサポートで州大会優勝へ導くも、志半ばで事故で倒れてしまう。
彼は消防士で、事故で死んでしまうんですね。
こんなドラマが本当にあるんですね。
事実は小説よりも奇なり。
人の可能性を信じて疑わないルイスの誠実な人柄が、小さな奇跡を生んでいきます。
やがてその流れが大きな渦となっていく。
それが結果として表れていく。
負けて美談で終わるのではなく、強豪チームを次々と撃破していく様は胸がすきます。
そして優勝を決める戦いでも、奇跡は起きる。
なんとも劇的な幕切れでしたが、優勝してしまうんだからすごい。
その一場面で、自分の可能性を信じれなくなった選手を励ますシーン。
叱咤激励ではなく、そばに寄り添って、
「お前なら大丈夫、お前ならやれる!」と言い続ける。
はっと思いました。
自分はやってない。結果ばかりを追い求めて、選手に寄り添ってなかった。
実際、最近の試合は勝っても負けても頭にくることが多かった。
結果に一喜一憂していましたが、うまくできても、失敗してもその可能性を信じて背中を押し続けること。
これを忘れていました。
この信念があれば、うまくいっても、エラーしても、頭にはこないはずです。
勝っても負けても、一生懸命にやった選手を誇らしく思えるはず。
できる限りの準備をして、一生懸命にやってるか?
ここを見抜かねばなりません。
ルイス・マルキー、なんか大事なことを思い出させてくれました。
六年生は大会があとふたつ。
ソフトボールを、この仲間たちといっしょにやってよかったと思えるような試合をしたいと思います。
昨日のアンベリーバボー。ルイス・マルキーなるアメリカの高校のバスケのコーチの物語。
落ちこぼれの弱小高校のバスケ部を献身的なサポートで州大会優勝へ導くも、志半ばで事故で倒れてしまう。
彼は消防士で、事故で死んでしまうんですね。
こんなドラマが本当にあるんですね。
事実は小説よりも奇なり。
人の可能性を信じて疑わないルイスの誠実な人柄が、小さな奇跡を生んでいきます。
やがてその流れが大きな渦となっていく。
それが結果として表れていく。
負けて美談で終わるのではなく、強豪チームを次々と撃破していく様は胸がすきます。
そして優勝を決める戦いでも、奇跡は起きる。
なんとも劇的な幕切れでしたが、優勝してしまうんだからすごい。
その一場面で、自分の可能性を信じれなくなった選手を励ますシーン。
叱咤激励ではなく、そばに寄り添って、
「お前なら大丈夫、お前ならやれる!」と言い続ける。
はっと思いました。
自分はやってない。結果ばかりを追い求めて、選手に寄り添ってなかった。
実際、最近の試合は勝っても負けても頭にくることが多かった。
結果に一喜一憂していましたが、うまくできても、失敗してもその可能性を信じて背中を押し続けること。
これを忘れていました。
この信念があれば、うまくいっても、エラーしても、頭にはこないはずです。
勝っても負けても、一生懸命にやった選手を誇らしく思えるはず。
できる限りの準備をして、一生懸命にやってるか?
ここを見抜かねばなりません。
ルイス・マルキー、なんか大事なことを思い出させてくれました。
六年生は大会があとふたつ。
ソフトボールを、この仲間たちといっしょにやってよかったと思えるような試合をしたいと思います。
この三連休は、新鶴吹上グランドで新人戦会津予選でした。
春休みの全国大会に向けての初戦、6年生なしで出る初めての船出です。
当日抽選なので、どことあたるかドキドキでした。
初戦は・・・磐梯スポ少さん。
投手力を中心とした守りのチームと見ました。
体格もよく、切れのあるストレート。コントロールも申し分ありません。
投手力はむこうが上。
このエースを打てなければ、イーグルスに勝機はありません。
初回、臨時キャプテンのタケルが先攻をとってきます。
幸先よく先制して自分たちのペースで戦いたいところ・・・
ですが、ノーヒットながら二死2、3塁の好機をつくり、ルイ。
ここで打てば、いっきに流れはこっちにきますがルイも倒れます。
相手のバッテリーがふんばりました。
いやな予感。
しっかり、守って、守りからペースを作っていこうと試みます。
いきなりのサード強襲。
タケル捕りました。よし・・・だけど、悪送球。
出鼻をくじかれます。
またしても最初のワンプレーを取れない。
「よし!いけるぞ!」と波にのれない展開。
もう一点を追加され、いきなりの2点ビハインド。
50分の試合時間、しかも先攻。悪い条件しかありません。
あのエラーは致命的でした。
捕ったところまではよかった、しかし、焦って中途半端な送球。
ノーバン、ワンバンをきちんと選択しなかった。
選択する余裕がなかったといったほうがいいでしょう。
しかし、このどん底からも逆転を狙わねばならない。
なんとか出塁を狙いますが、7.8.9あえなく倒れる。
逆に1点をダメ押しされて、3-0。
時間切れで2回で終わりになるプレッシャーを感じながらもなんとか三回の表の攻撃を迎えました。
打順は1番からの好打順ですが、打てたのはユウキのみ。
この一本のヒットが、この試合の唯一のヒットになりました。
一本じゃ勝てません。
そして、ちぐはぐな攻撃の象徴が、アウトカウントの把握ミス。
二死からの打撃は打ったらGOです。
しかし、ユウキもタケルもスタートが遅れた。
タケルにおいては、遅れたために打者の打球が当たってアウト。
この回、その凡ミスがなければもっと得点できたかもしれない。
ここは上手い下手のセンスなど関係ありません。
事前のカウントを把握する準備ができていません。
3-1の敗戦。
内容はよくなかった。ミスがミスを呼ぶ悪い展開。そして最後に踏ん張れない。
この新人チーム。スター不在。誰もがどんぐりの背比べ状態。
この平均の集団がどうすれば、覚醒してくれるか?
守備重視?打撃重視?
この大会、優勝はメッツさん、準優勝に湯川男子さん。
どちらも打撃のチームのようです。
目指す高みの前には強敵ばかり。
まずは、基礎の基礎、カウントの把握から初めていきたいと思います。
春休みの全国大会に向けての初戦、6年生なしで出る初めての船出です。
当日抽選なので、どことあたるかドキドキでした。
初戦は・・・磐梯スポ少さん。
投手力を中心とした守りのチームと見ました。
体格もよく、切れのあるストレート。コントロールも申し分ありません。
投手力はむこうが上。
このエースを打てなければ、イーグルスに勝機はありません。
初回、臨時キャプテンのタケルが先攻をとってきます。
幸先よく先制して自分たちのペースで戦いたいところ・・・
ですが、ノーヒットながら二死2、3塁の好機をつくり、ルイ。
ここで打てば、いっきに流れはこっちにきますがルイも倒れます。
相手のバッテリーがふんばりました。
いやな予感。
しっかり、守って、守りからペースを作っていこうと試みます。
いきなりのサード強襲。
タケル捕りました。よし・・・だけど、悪送球。
出鼻をくじかれます。
またしても最初のワンプレーを取れない。
「よし!いけるぞ!」と波にのれない展開。
もう一点を追加され、いきなりの2点ビハインド。
50分の試合時間、しかも先攻。悪い条件しかありません。
あのエラーは致命的でした。
捕ったところまではよかった、しかし、焦って中途半端な送球。
ノーバン、ワンバンをきちんと選択しなかった。
選択する余裕がなかったといったほうがいいでしょう。
しかし、このどん底からも逆転を狙わねばならない。
なんとか出塁を狙いますが、7.8.9あえなく倒れる。
逆に1点をダメ押しされて、3-0。
時間切れで2回で終わりになるプレッシャーを感じながらもなんとか三回の表の攻撃を迎えました。
打順は1番からの好打順ですが、打てたのはユウキのみ。
この一本のヒットが、この試合の唯一のヒットになりました。
一本じゃ勝てません。
そして、ちぐはぐな攻撃の象徴が、アウトカウントの把握ミス。
二死からの打撃は打ったらGOです。
しかし、ユウキもタケルもスタートが遅れた。
タケルにおいては、遅れたために打者の打球が当たってアウト。
この回、その凡ミスがなければもっと得点できたかもしれない。
ここは上手い下手のセンスなど関係ありません。
事前のカウントを把握する準備ができていません。
3-1の敗戦。
内容はよくなかった。ミスがミスを呼ぶ悪い展開。そして最後に踏ん張れない。
この新人チーム。スター不在。誰もがどんぐりの背比べ状態。
この平均の集団がどうすれば、覚醒してくれるか?
守備重視?打撃重視?
この大会、優勝はメッツさん、準優勝に湯川男子さん。
どちらも打撃のチームのようです。
目指す高みの前には強敵ばかり。
まずは、基礎の基礎、カウントの把握から初めていきたいと思います。
高田さんとの毎週ナイター練習試合。
ここはチャレンジの場です。結果の可否はともかく、多くの選手に出場機会をあたえる場所です。
前にも触れましたが、下級生の成長が著しいです。
今回は、3年生に注目します。
彼らもいままでできなかったことができるようになってきている。
ピッチングに目覚めたケンタ。まじめにやっていけば、この先もっと伸びるでしょう。
外野にはいって、誰に言われるまでもなくサードのカバーに入るセイ。
カバーリングは、相手に対する気遣いができるかどうかです。
そして先を読んでいる。「もしかしたら、はずすかもしれない。もしランナーが走ったら、サードに投げる。ファーストがあの位置にいるんだったら、あいつの肩の強さだったら、届かないかもしれない。だから、カバーはこのあたりだな。」
この状況判断、いい訓練になります。
周りから言われて、とりあえずいくんではなく、自分で考えてカバーに入る。
セイだけではなく、ユリアもできてきています。
ユウゴも捕ったあとにどこに投げるかを考えて、ファーストに投げやすい体勢で捕球しようとしている。
ただ一生懸命やることから、少し考えてやるようになってきている。
精神的に成長しているあかしだと思います。
その中で、この前一番「うんうん。いいぞ!」と納得したのが、ソウゴのバッティングです。
高田さんのエースからツーストライクに追い込まれながらも、きっちりとらえてのセンター前タイムリーヒット。
相手のエース、ルイ君は、次世代の会津でも屈指の好投手になるはずです。
その彼からヒットを放つ!
無我夢中の中の結果ですが、いい結果が出るには必ず理由があります。
私がソウゴをかってる一番の理由はおもいきりがいいことです。
スウイングスピードがはやい。
そして、器用ではありませんが、なにより素直なところ。
素直さが吸収力を高めます。
入った当時は、キャッチボールもままならず、すぐに泣くことも多かった。
ですが、このところ一番伸びてきているといっていいでしょう。
自信がついてきている。
それが顔に出ている。態度に出ています。
どんなピッチャーに対しても物怖じしなくなってきています。
それよりか、もっと打たせて欲しいと積極ささえ出てきました。
打つことが楽しくて仕方ない。
その思いが、お尻フリフリのビートを刻ませます。
そのビートが余裕を生んで、いいバッティングにつながっていく。
いい傾向です。
特にバッティングについては、5,6年生に引けを取らないスイングスピードをもっている。
前後に小刻みに揺れながらスタンスをとる。ビートを刻むようにリラックスしている。
これは他の選手にもまねしてほしいところ。
そこから、前の大きなスイング。当たればヒットになる領域「ヒットゾーン」が大きい。
相手のエースの三振を取りに来る力のあるボールに振り負けなかった。
お手本のようなきれいなセンター返しです。
やっと結果がでたなとほっとしました。
期待をかけていた選手たちが結果をだしてくれるとやはりうれしい。
ソウゴも「やれる!俺はやれるぞ!」と自信になったはずです。
まだまだ伸びるでしょう。ここをこうすればもっと打てるというポイントがまだまだあります。
ソウゴに限らず、伸びしろが多い3年生。
同じようなタイプの選手がいないのも彼らの個性でしょう。新チームになって、カギを握るのはこの世代かもしれません。
さぁ、彼らの公式戦デビューは近日公開です!
ここはチャレンジの場です。結果の可否はともかく、多くの選手に出場機会をあたえる場所です。
前にも触れましたが、下級生の成長が著しいです。
今回は、3年生に注目します。
彼らもいままでできなかったことができるようになってきている。
ピッチングに目覚めたケンタ。まじめにやっていけば、この先もっと伸びるでしょう。
外野にはいって、誰に言われるまでもなくサードのカバーに入るセイ。
カバーリングは、相手に対する気遣いができるかどうかです。
そして先を読んでいる。「もしかしたら、はずすかもしれない。もしランナーが走ったら、サードに投げる。ファーストがあの位置にいるんだったら、あいつの肩の強さだったら、届かないかもしれない。だから、カバーはこのあたりだな。」
この状況判断、いい訓練になります。
周りから言われて、とりあえずいくんではなく、自分で考えてカバーに入る。
セイだけではなく、ユリアもできてきています。
ユウゴも捕ったあとにどこに投げるかを考えて、ファーストに投げやすい体勢で捕球しようとしている。
ただ一生懸命やることから、少し考えてやるようになってきている。
精神的に成長しているあかしだと思います。
その中で、この前一番「うんうん。いいぞ!」と納得したのが、ソウゴのバッティングです。
高田さんのエースからツーストライクに追い込まれながらも、きっちりとらえてのセンター前タイムリーヒット。
相手のエース、ルイ君は、次世代の会津でも屈指の好投手になるはずです。
その彼からヒットを放つ!
無我夢中の中の結果ですが、いい結果が出るには必ず理由があります。
私がソウゴをかってる一番の理由はおもいきりがいいことです。
スウイングスピードがはやい。
そして、器用ではありませんが、なにより素直なところ。
素直さが吸収力を高めます。
入った当時は、キャッチボールもままならず、すぐに泣くことも多かった。
ですが、このところ一番伸びてきているといっていいでしょう。
自信がついてきている。
それが顔に出ている。態度に出ています。
どんなピッチャーに対しても物怖じしなくなってきています。
それよりか、もっと打たせて欲しいと積極ささえ出てきました。
打つことが楽しくて仕方ない。
その思いが、お尻フリフリのビートを刻ませます。
そのビートが余裕を生んで、いいバッティングにつながっていく。
いい傾向です。
特にバッティングについては、5,6年生に引けを取らないスイングスピードをもっている。
前後に小刻みに揺れながらスタンスをとる。ビートを刻むようにリラックスしている。
これは他の選手にもまねしてほしいところ。
そこから、前の大きなスイング。当たればヒットになる領域「ヒットゾーン」が大きい。
相手のエースの三振を取りに来る力のあるボールに振り負けなかった。
お手本のようなきれいなセンター返しです。
やっと結果がでたなとほっとしました。
期待をかけていた選手たちが結果をだしてくれるとやはりうれしい。
ソウゴも「やれる!俺はやれるぞ!」と自信になったはずです。
まだまだ伸びるでしょう。ここをこうすればもっと打てるというポイントがまだまだあります。
ソウゴに限らず、伸びしろが多い3年生。
同じようなタイプの選手がいないのも彼らの個性でしょう。新チームになって、カギを握るのはこの世代かもしれません。
さぁ、彼らの公式戦デビューは近日公開です!
9/9土曜日、会津三冠(私が勝手に名付けた名称)の最後の舞台、
磐梯山噴火記念大会に参加させていただきました。
会津で二日間にわたってすべてのチームがたったひとつの頂点をめざす、ワタクシの大会は磐梯スポ少さんのこの大会以外にありません。
そして、28回もの長きにわたって継続している大会。
今の町長さんたちが力を合わせて発足させて、今にいたるまで続けていてくださっている。
「ゲンちゃん。」と昔のニックネームで、尊敬をこめて呼称される町長さん。
今から28年前にこの大きな大会をやろうと思った仲間が町の首脳陣になる。
その熱い思いが継続していることに、磐梯町とその関係者の想いに胸が熱くなります。
そんなみなさんの思い、そして今の世代に受け継がれているこの大会に参加できることがうれしくなります。
さぁ、イーグルス。そんな大会のメイン会場のAコートの第1試合に抽選があたりました。
対戦相手は、下郷の江川スポ少さん。
体格はむこうのほうが上、落ち着きも上、うちが勝てそうなところは・・・
まぁやってみないとわからない。
試合前にシーズンの終盤にかかってきてる選手にいいました。
「6年生は、残りの大会はあと3つか4つ。このチームでできるのもあとわずか。だとしたら、勝つにしろ、負けるにしろ、思い切り悔いのないようにやろう!」
心の中で、(なんとかして、6年生、そして全員にいい思いをさせてやりたい。)みんながんばれ!と思います。
さて、キャプテン、ゆうとに先攻後攻を選ぶ全権を任せます。
「先攻です!」
「そうか。」といいつつ、(あぁ、こいつ、機先を制す!わかってるな。)
と思いますが、初回はゼロ。ノーアウト三塁の好機を活かせません。
「なぜ、無死三塁で点が入らない?Why?」
そうなると、反撃の機会を与えてしまいます。
江川さんは二死二塁から、きっちり好機に好打を決めて先制点をあげる。
「あー、二死から打たれるかぁ。やはり先頭の四球からの先制点、ここは一点ですんでよしとしよう!」
切り替えます。
いまさらながらですが、イーグルス、今年のチームは幼すぎる。
状況判断についても、いちいち情報の共有からやらないといけない。
「アウトカウントは?点差は?ランナーは?カウントは?走力、打撃は?タイプは?」
去年までは、いわずともそれを把握しようとしていました。
ですが、今年はアウトカウントの把握ミス、ランナーの把握ミスが多い。
いわずもがなではいけないということに気づきました。
ですから、その状況でできる限りの情報を与えるようにしています。
何アウト?ランナーは?打力走力は?
そのうえで、迷うような選択肢を与えない。
0:0.二死以外で三塁にランナーがいるとき、どうまもるか?
基本は、バックホーム優先かつ1塁も刺す、ですがそうそううまくいかない。
未熟なイーグルスは、一塁送球の一択のみです。
点数よりも、アウト優先。でなければ、チャンジにならない。
迷いを断ち切って、シンプルにアウトを取りに行く作戦です。
選択肢を一本にして、もてる力を一点集中の運用です。
まずはこれでいい。これができてきてから、その上にいけばいいでしょう。
江川さんに先制されますが、イーグルスも反撃にでます。相手のミス、ファーボールに乗じて、追いつき、逆転、そしてレツの満塁ホームランで突き放します。この回一挙7点。
しかし、タケルのカバーミスなど守りのミスで2点差まで詰め寄られますが、タイムアウトに救われました。久々の公式戦勝利です。
勝ちはしましたが、内容が悪かった。
勝ちムードになれませんが、次もあるので切り替えていきます。
2回戦は、地元磐梯さんを抽選で破った6年生軍団の坂下東さんです。
白獅子の名簿を見るかぎり、選手のほとんどが6年生。がたいもいいです。
さて、イーグルスどこまで通じるか?
蓋を開けてみると、ユウトの安定したピッチング、着実な得点を重ねて終わってみれば11-1の大勝でした。
よかったのはここまでで、全員打席に立たせることができたこと。
コウノスケは初ヒットを記録しました。
「次の試合も代打で出してください!」真摯な顔つきでいいます。
こうやって少しずつ自信を重ねていくことで、「ソフトはおもしろい!」と気づくでしょう。
日々の練習は、この時のためにあります。
試合に出て、活躍してチームが勝つこと、これが面白い。
3回戦は、あの関柴さんをスコアレスドローにもちこんで、抽選でかった南会津選抜Bチーム。
こてんぱんにやられました。
強い、強い。レツの左中間まっぷたつを捕られてしまうあたり。
「あれを捕るかよ!」と思われるほどの強さ。
気持ちいいくらいにぼろ負けしましたが、今のイーグルスにできる限りのことはしました。
大会全体のベスト8。
やはり勝つと面白いです。
負けるよりも勝ったほうが伸び幅が大きい気がします。
あと何回、この子たちの成長をみれるか?
次週、二方面、棚倉遠征、新人戦会津大会です。
磐梯山噴火記念大会に参加させていただきました。
会津で二日間にわたってすべてのチームがたったひとつの頂点をめざす、ワタクシの大会は磐梯スポ少さんのこの大会以外にありません。
そして、28回もの長きにわたって継続している大会。
今の町長さんたちが力を合わせて発足させて、今にいたるまで続けていてくださっている。
「ゲンちゃん。」と昔のニックネームで、尊敬をこめて呼称される町長さん。
今から28年前にこの大きな大会をやろうと思った仲間が町の首脳陣になる。
その熱い思いが継続していることに、磐梯町とその関係者の想いに胸が熱くなります。
そんなみなさんの思い、そして今の世代に受け継がれているこの大会に参加できることがうれしくなります。
さぁ、イーグルス。そんな大会のメイン会場のAコートの第1試合に抽選があたりました。
対戦相手は、下郷の江川スポ少さん。
体格はむこうのほうが上、落ち着きも上、うちが勝てそうなところは・・・
まぁやってみないとわからない。
試合前にシーズンの終盤にかかってきてる選手にいいました。
「6年生は、残りの大会はあと3つか4つ。このチームでできるのもあとわずか。だとしたら、勝つにしろ、負けるにしろ、思い切り悔いのないようにやろう!」
心の中で、(なんとかして、6年生、そして全員にいい思いをさせてやりたい。)みんながんばれ!と思います。
さて、キャプテン、ゆうとに先攻後攻を選ぶ全権を任せます。
「先攻です!」
「そうか。」といいつつ、(あぁ、こいつ、機先を制す!わかってるな。)
と思いますが、初回はゼロ。ノーアウト三塁の好機を活かせません。
「なぜ、無死三塁で点が入らない?Why?」
そうなると、反撃の機会を与えてしまいます。
江川さんは二死二塁から、きっちり好機に好打を決めて先制点をあげる。
「あー、二死から打たれるかぁ。やはり先頭の四球からの先制点、ここは一点ですんでよしとしよう!」
切り替えます。
いまさらながらですが、イーグルス、今年のチームは幼すぎる。
状況判断についても、いちいち情報の共有からやらないといけない。
「アウトカウントは?点差は?ランナーは?カウントは?走力、打撃は?タイプは?」
去年までは、いわずともそれを把握しようとしていました。
ですが、今年はアウトカウントの把握ミス、ランナーの把握ミスが多い。
いわずもがなではいけないということに気づきました。
ですから、その状況でできる限りの情報を与えるようにしています。
何アウト?ランナーは?打力走力は?
そのうえで、迷うような選択肢を与えない。
0:0.二死以外で三塁にランナーがいるとき、どうまもるか?
基本は、バックホーム優先かつ1塁も刺す、ですがそうそううまくいかない。
未熟なイーグルスは、一塁送球の一択のみです。
点数よりも、アウト優先。でなければ、チャンジにならない。
迷いを断ち切って、シンプルにアウトを取りに行く作戦です。
選択肢を一本にして、もてる力を一点集中の運用です。
まずはこれでいい。これができてきてから、その上にいけばいいでしょう。
江川さんに先制されますが、イーグルスも反撃にでます。相手のミス、ファーボールに乗じて、追いつき、逆転、そしてレツの満塁ホームランで突き放します。この回一挙7点。
しかし、タケルのカバーミスなど守りのミスで2点差まで詰め寄られますが、タイムアウトに救われました。久々の公式戦勝利です。
勝ちはしましたが、内容が悪かった。
勝ちムードになれませんが、次もあるので切り替えていきます。
2回戦は、地元磐梯さんを抽選で破った6年生軍団の坂下東さんです。
白獅子の名簿を見るかぎり、選手のほとんどが6年生。がたいもいいです。
さて、イーグルスどこまで通じるか?
蓋を開けてみると、ユウトの安定したピッチング、着実な得点を重ねて終わってみれば11-1の大勝でした。
よかったのはここまでで、全員打席に立たせることができたこと。
コウノスケは初ヒットを記録しました。
「次の試合も代打で出してください!」真摯な顔つきでいいます。
こうやって少しずつ自信を重ねていくことで、「ソフトはおもしろい!」と気づくでしょう。
日々の練習は、この時のためにあります。
試合に出て、活躍してチームが勝つこと、これが面白い。
3回戦は、あの関柴さんをスコアレスドローにもちこんで、抽選でかった南会津選抜Bチーム。
こてんぱんにやられました。
強い、強い。レツの左中間まっぷたつを捕られてしまうあたり。
「あれを捕るかよ!」と思われるほどの強さ。
気持ちいいくらいにぼろ負けしましたが、今のイーグルスにできる限りのことはしました。
大会全体のベスト8。
やはり勝つと面白いです。
負けるよりも勝ったほうが伸び幅が大きい気がします。
あと何回、この子たちの成長をみれるか?
次週、二方面、棚倉遠征、新人戦会津大会です。
少しずつではありますが、下の年代がそだってきてるのがわかります。
いままで捕れなかった打球に追い付いて捕る。
速くて打てなかった球をとらえる。
それらが積み重なって自信となり、さらに上手くなろうとする。
いい傾向です。
みんな試合にずっと出してやりたいですが、そうもいきません。
ここは競争の原理が働きます。
自分の持ち味をどういかすか?
打撃がいい人、守備がいい人、足が速い人。
どこでアピールできるか、まずは自分自身で知りましょう。
そして、練習でためして、練習試合で試して、本番でびびらず、思い切ってやる。
多くの選手にチャンスを与えたいと考えています。
2つに分けるだけの人数がいるのも今のイーグルスの強みです。
今週末は、磐梯山噴火記念大会です。
その次は、棚倉の大会と新人戦の二方面の戦い。
実戦経験を積ませてやりたいと思います。
いままで捕れなかった打球に追い付いて捕る。
速くて打てなかった球をとらえる。
それらが積み重なって自信となり、さらに上手くなろうとする。
いい傾向です。
みんな試合にずっと出してやりたいですが、そうもいきません。
ここは競争の原理が働きます。
自分の持ち味をどういかすか?
打撃がいい人、守備がいい人、足が速い人。
どこでアピールできるか、まずは自分自身で知りましょう。
そして、練習でためして、練習試合で試して、本番でびびらず、思い切ってやる。
多くの選手にチャンスを与えたいと考えています。
2つに分けるだけの人数がいるのも今のイーグルスの強みです。
今週末は、磐梯山噴火記念大会です。
その次は、棚倉の大会と新人戦の二方面の戦い。
実戦経験を積ませてやりたいと思います。
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