時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。
ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
先週末は、宇津木妙子杯に参加させていただきました。
宇津木杯、そのシステムがいいですね。
白獅子の成績で、いい成績だったチームと、かんばしくなかったチーム。
ベスト8とそれ以外のトーナメントに分かれる。
実力が均衡するので、白熱した試合になります。
イーグルスはベスト8に入らなかったので、それ以外のチームになります。
1回戦は、千里スポ少さん。
体格はあちらのほうが上、打撃のチームとみました。
実力は互角。先手を取ったほうが有利になるでしょう。
残す大会もあと二つ。ここらで、チームの団結力を見せてほしいものです。
先発は、キャプテンユウト。
この1年、レツとユウトの二枚看板でやってきましたが、いまいちどちらも安定してるとはいえません。
それでも、なんとかやってきた。
その集大成の大会にしたいところ。
いつも初回のファーストプレーでミスって、そこから転げ落ちていくので最初のワンプレーを丁寧にやろうと声をかけました。
たちあがりをきちんとたちあがれるか?
そこを課題に設定し、クリアすることで自信をつける。
この作戦です。
慎重に入った初回、なんとか抑えます。
こちらの攻撃も抑えられて、ゼロ発進。
いい立ち上がりでした。
その後、相手に先制されますが、こきざみな得点とルイの満塁ホームランで逆転、一挙5点をもぎとります。
打撃のいい相手をうわまわる得点力。
最後に相手においすがられますが、なんとかふんばって6-4で勝利です。
2回戦は、しきみさんです。
大会トップクラスのピッチャーを擁する強敵です。
実は、この大会しきみさんが優勝します。
その優勝した相手との対戦になりました。
イーグルスの作戦、まず打てない。とって1点か?
我慢の戦いが続くでしょう。
なんとか相手にミスに乗じられるか?
ここにかかっています。
そういってるうちに、エラーで出した1番を三塁まで運ばれます。
このランナーを出したエラー。痛かった。
またしてもファーストプレーを取れなかった。
またしても出鼻をくじかれた。
エラーをしようと思ってやってるやつはいませんが、あそこはなんとかしてほしかった。
しきみさん、一死三塁。着実に内野ゴロを打ってノーヒットで得点を許します。
ノーヒットで一点を確実に取れるあたりが、しきみさんの強さでしょう。
どうやれば得点できるかを考えて、実践できる。そこはすごい。
イーグルスにはない堅実性。見習うべき点です。
こちらにもチャンスはきます。
先頭バッターのリョウがファーボールを選びます。
一死三塁で先ほどグランドスラムのルイ。
ライトに飛距離十分なライナー気味のフライを打ち上げます。
「よし!タッチアップだ!」と誰もが思った瞬間・・・
タッチアップ体勢をとっていない。
あっ!スタート切ってる・・・もどるだけで精いっぱいです。
大事な得点機をのがしました。
状況把握のミス。いい当たりでしたが、すぐにタッチアップ体勢をとって、抜けてからスタートでも十分間に合った。
「わかってるだろう。」ではだめなんですね。
責められません。
それを事前に確認しなかった、私のミスです。
起きてしまったことは仕方がない。次のチャンスにかけましょう。
ここで気づきました。
バッテリーはランナーを無警戒。ディレードスチールいける!
次のバッターはタケル。相手エースは剛球、打てる気がしない。
一発逆転に賭けよう。
サードコーチャーの小島コーチに指示します。
リョウ完璧なスタート。ですが、ピッチャーの送球も完璧。
間一髪アウト。
どちらも一生懸命のプレーの結果です。
仕掛けた結果、うまくいかなかったのは仕方ない。
すべて、仕掛けた私のせいです。
引きづっていても仕方ないので次にかけましょう。
さぁ守ります!
この試合はレツが先発です。
なぜそうしたか?レツは、勝負所のカンがいい、それにつきます。
相手の打ち気をそぐような、抜いた球やチェンジアップの使い方がうまい。
強打者がいるしきみさんには一本調子のユウトよりはいいだろうとの判断です。
味方のミスに対する耐性もあります。メンタルの強さ。
いい意味で自分をもってるので、周りに左右されることが少ない。
そこがレツのいいところです。
ですが、そのレツもいきなり崩れる時があります。
2死捕ってからいきなり制球がさだまらない。下位打線に連続四球。
これ以上やると致命傷になるので、ユウトにスイッチします。
三振にきりとって、事なきを得ます。
その裏にまたチャンス。
ファーボールのランナー、なんとか三塁まで運びます。ですが、2死。
バッターはここ一番で主将で一番のユウト。
気合が入らないはずがありません。ですが、今年は腰の入ったスイングができていません。
インパクト、手首の返しだけで打っている。
もう本人もどうやって直していいかわからない状態。
この好機もアウトコースをひっかけさせられて万事休す。
野球の神様はなかなか微笑んでくれません。
その後、打てなかったピッチャーユウトの調子も崩れます。
野球もメンタルのスポーツなんですね。
レツに続きいきなり調子が崩れる。
連続四球、しかもアウトが計算できる下位打線に対してです。
ズン、ズン、ズン
聞こえてきました。敗北の歌が。この空気が選手のこころを押しつぶします。
さて、どうするか?
まかせるしかありません。
この時点でユウトの心中は決めました。
ユウト本人も、もうどうしていいかわからない状況、顔が泣きそうですが、腹は決めました。
ユウトにとっては大変酷な選択だったと思います。
場合によってはいっきに総崩れの展開。
まぁ、そうなったらそうなったときだ。
なかばあきらめの境地です。
そう腹を決めると、光明が差し込みます。
ランナーをおいて、しきみさんの最強バッターの1番を迎えますが、力んだのか打ち上げてくれます。
しかも、ランナーもスタートを切っている。
ゲッツーで、首の皮一枚のこりました。
5,6点を覚悟しましたが、最小失点の1点で抑えました。
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。
窮鼠猫を噛む。
結果オーライですが、なんとか乗り切りました。
ですが、まことに思い2点目。普通にやっては勝てません。
先頭バッターはユウキ。
打撃も守備、そしてチームの精神的支柱といってもいいでしょう。
あざやかなセンター前ヒット。
この沈鬱とした空気に風穴をあけてくれる腕っぷしに恐れ入ります。
先頭ランナーが出ました。
点差は2点。座して好機を待つより、仕掛けるほうを選びました。盗塁。
タイミングは完璧にアウト、ですが、セカンドがエラー。
ここで女神が来たなと思いました。
カウントを整えて、再度ディレード。
間一髪、アウト。
アウトでした。
アウトでした。
アウト・・・
そうやって、仕掛けた私のミスです。
バッターはレツなんで、慎重にいってもよかった。
しかし、最終回の裏に2点差を追いつくためには、どうすればいいか?
相手ピッチャーは手ごわい、まず打てない。
そうすれば奇策しかない。
全身全霊で勝負を仕掛けて、敗れたならしかたないでしょう。
後続のレツもたおれ、最後はリョウ。
いろんなミスはあるにしろ、チームの主力であることは間違いない。
二死ランナーなし。
思い切りいけと背中をおもいきり押してやります。
その通りの全力スイング・・・が空を切る。気持ちいいほどの空振りで三振。
ゲームセット。
ヒットは、ユウキのたった一本。それでも何回か山場は作りました。
負けはしましたが、今年の一番展開のいい試合だと思います。
優勝のしきみさんを相手に0-2。
ああでも、ミスがなければ勝てたかもしれない戦い。
悔やまれます。
このミスを次のどう生かすか?
アウトカウント、こうきた場合のタッチアップ。
「わかってるべ?大丈夫だべ?」では済まされない戦術の確認。
この最終局面になっても、課題は山積みです。
そうだとしても、この山の向こうに6年生の未来は広がっています。
ローマは一日にして成らず。
千里の道も一歩から。
次が6年生は最後。
全力でやるしかない。
やるなら今しかねぇ。
おいしいお酒をのみたいものです。
宇津木杯、そのシステムがいいですね。
白獅子の成績で、いい成績だったチームと、かんばしくなかったチーム。
ベスト8とそれ以外のトーナメントに分かれる。
実力が均衡するので、白熱した試合になります。
イーグルスはベスト8に入らなかったので、それ以外のチームになります。
1回戦は、千里スポ少さん。
体格はあちらのほうが上、打撃のチームとみました。
実力は互角。先手を取ったほうが有利になるでしょう。
残す大会もあと二つ。ここらで、チームの団結力を見せてほしいものです。
先発は、キャプテンユウト。
この1年、レツとユウトの二枚看板でやってきましたが、いまいちどちらも安定してるとはいえません。
それでも、なんとかやってきた。
その集大成の大会にしたいところ。
いつも初回のファーストプレーでミスって、そこから転げ落ちていくので最初のワンプレーを丁寧にやろうと声をかけました。
たちあがりをきちんとたちあがれるか?
そこを課題に設定し、クリアすることで自信をつける。
この作戦です。
慎重に入った初回、なんとか抑えます。
こちらの攻撃も抑えられて、ゼロ発進。
いい立ち上がりでした。
その後、相手に先制されますが、こきざみな得点とルイの満塁ホームランで逆転、一挙5点をもぎとります。
打撃のいい相手をうわまわる得点力。
最後に相手においすがられますが、なんとかふんばって6-4で勝利です。
2回戦は、しきみさんです。
大会トップクラスのピッチャーを擁する強敵です。
実は、この大会しきみさんが優勝します。
その優勝した相手との対戦になりました。
イーグルスの作戦、まず打てない。とって1点か?
我慢の戦いが続くでしょう。
なんとか相手にミスに乗じられるか?
ここにかかっています。
そういってるうちに、エラーで出した1番を三塁まで運ばれます。
このランナーを出したエラー。痛かった。
またしてもファーストプレーを取れなかった。
またしても出鼻をくじかれた。
エラーをしようと思ってやってるやつはいませんが、あそこはなんとかしてほしかった。
しきみさん、一死三塁。着実に内野ゴロを打ってノーヒットで得点を許します。
ノーヒットで一点を確実に取れるあたりが、しきみさんの強さでしょう。
どうやれば得点できるかを考えて、実践できる。そこはすごい。
イーグルスにはない堅実性。見習うべき点です。
こちらにもチャンスはきます。
先頭バッターのリョウがファーボールを選びます。
一死三塁で先ほどグランドスラムのルイ。
ライトに飛距離十分なライナー気味のフライを打ち上げます。
「よし!タッチアップだ!」と誰もが思った瞬間・・・
タッチアップ体勢をとっていない。
あっ!スタート切ってる・・・もどるだけで精いっぱいです。
大事な得点機をのがしました。
状況把握のミス。いい当たりでしたが、すぐにタッチアップ体勢をとって、抜けてからスタートでも十分間に合った。
「わかってるだろう。」ではだめなんですね。
責められません。
それを事前に確認しなかった、私のミスです。
起きてしまったことは仕方がない。次のチャンスにかけましょう。
ここで気づきました。
バッテリーはランナーを無警戒。ディレードスチールいける!
次のバッターはタケル。相手エースは剛球、打てる気がしない。
一発逆転に賭けよう。
サードコーチャーの小島コーチに指示します。
リョウ完璧なスタート。ですが、ピッチャーの送球も完璧。
間一髪アウト。
どちらも一生懸命のプレーの結果です。
仕掛けた結果、うまくいかなかったのは仕方ない。
すべて、仕掛けた私のせいです。
引きづっていても仕方ないので次にかけましょう。
さぁ守ります!
この試合はレツが先発です。
なぜそうしたか?レツは、勝負所のカンがいい、それにつきます。
相手の打ち気をそぐような、抜いた球やチェンジアップの使い方がうまい。
強打者がいるしきみさんには一本調子のユウトよりはいいだろうとの判断です。
味方のミスに対する耐性もあります。メンタルの強さ。
いい意味で自分をもってるので、周りに左右されることが少ない。
そこがレツのいいところです。
ですが、そのレツもいきなり崩れる時があります。
2死捕ってからいきなり制球がさだまらない。下位打線に連続四球。
これ以上やると致命傷になるので、ユウトにスイッチします。
三振にきりとって、事なきを得ます。
その裏にまたチャンス。
ファーボールのランナー、なんとか三塁まで運びます。ですが、2死。
バッターはここ一番で主将で一番のユウト。
気合が入らないはずがありません。ですが、今年は腰の入ったスイングができていません。
インパクト、手首の返しだけで打っている。
もう本人もどうやって直していいかわからない状態。
この好機もアウトコースをひっかけさせられて万事休す。
野球の神様はなかなか微笑んでくれません。
その後、打てなかったピッチャーユウトの調子も崩れます。
野球もメンタルのスポーツなんですね。
レツに続きいきなり調子が崩れる。
連続四球、しかもアウトが計算できる下位打線に対してです。
ズン、ズン、ズン
聞こえてきました。敗北の歌が。この空気が選手のこころを押しつぶします。
さて、どうするか?
まかせるしかありません。
この時点でユウトの心中は決めました。
ユウト本人も、もうどうしていいかわからない状況、顔が泣きそうですが、腹は決めました。
ユウトにとっては大変酷な選択だったと思います。
場合によってはいっきに総崩れの展開。
まぁ、そうなったらそうなったときだ。
なかばあきらめの境地です。
そう腹を決めると、光明が差し込みます。
ランナーをおいて、しきみさんの最強バッターの1番を迎えますが、力んだのか打ち上げてくれます。
しかも、ランナーもスタートを切っている。
ゲッツーで、首の皮一枚のこりました。
5,6点を覚悟しましたが、最小失点の1点で抑えました。
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。
窮鼠猫を噛む。
結果オーライですが、なんとか乗り切りました。
ですが、まことに思い2点目。普通にやっては勝てません。
先頭バッターはユウキ。
打撃も守備、そしてチームの精神的支柱といってもいいでしょう。
あざやかなセンター前ヒット。
この沈鬱とした空気に風穴をあけてくれる腕っぷしに恐れ入ります。
先頭ランナーが出ました。
点差は2点。座して好機を待つより、仕掛けるほうを選びました。盗塁。
タイミングは完璧にアウト、ですが、セカンドがエラー。
ここで女神が来たなと思いました。
カウントを整えて、再度ディレード。
間一髪、アウト。
アウトでした。
アウトでした。
アウト・・・
そうやって、仕掛けた私のミスです。
バッターはレツなんで、慎重にいってもよかった。
しかし、最終回の裏に2点差を追いつくためには、どうすればいいか?
相手ピッチャーは手ごわい、まず打てない。
そうすれば奇策しかない。
全身全霊で勝負を仕掛けて、敗れたならしかたないでしょう。
後続のレツもたおれ、最後はリョウ。
いろんなミスはあるにしろ、チームの主力であることは間違いない。
二死ランナーなし。
思い切りいけと背中をおもいきり押してやります。
その通りの全力スイング・・・が空を切る。気持ちいいほどの空振りで三振。
ゲームセット。
ヒットは、ユウキのたった一本。それでも何回か山場は作りました。
負けはしましたが、今年の一番展開のいい試合だと思います。
優勝のしきみさんを相手に0-2。
ああでも、ミスがなければ勝てたかもしれない戦い。
悔やまれます。
このミスを次のどう生かすか?
アウトカウント、こうきた場合のタッチアップ。
「わかってるべ?大丈夫だべ?」では済まされない戦術の確認。
この最終局面になっても、課題は山積みです。
そうだとしても、この山の向こうに6年生の未来は広がっています。
ローマは一日にして成らず。
千里の道も一歩から。
次が6年生は最後。
全力でやるしかない。
やるなら今しかねぇ。
おいしいお酒をのみたいものです。
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