時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。
ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
こんなにも残酷な結末が待っていようとは…。
チカラが抜けるとはこのこと。
なんのことか?
それは、今日9月16日(日)に行われた、新人戦会津予選、準決勝。
5-1、4点リード出迎えた最終回裏のほおのきさんの攻撃。
そこから、連打とファーボールでツーアウト満塁。
そして、ここで来てしまいますカワカミ君。
小さいときから、アームガードを付けて存在感を出していたあの子がイーグルスに、立ちはだかる。
追い込んでからの、外の直球を右中間に持って行かれました。
ツーアウトから、逆転サヨナラ満塁ホームラン。
唖然、呆然。
無力感。
むくわれず、いたたまれない。
神様っ!これが、これが、ソフトボールか!
こんなドラマを用意しておいてくれたのか!
とんでもなく少ない可能性を引かれてしまった。
しかも、やられる方で。
わずか数ミリで逃げていった勝利、県大会、その先の全国大会。
20年ちかく、スポ少の試合を見てきてますが、まれに見る負けっぷり。
悔しいは悔しいながら、最後に右中間を抜けていって転々と転がるボールを見ながら、
あー負けたなぁ、と思う傍ら、この場面で打ったほおのきさんのカワカミ君を誉めていました。
あの苦しい場面で、気合いの入った球を投げ込み、折れそうになるこころを奮い立たせる。
何度も何度も、雄叫びを上げていました。
その彼に打たれた。
そして、最終回という場面で、下位打線にいく場面にもかかわらず、大事なところで打つ、ファーボールを選ぶ。
ここしかないというところにきっちり、カワカミ君をもってくる流れ。
これはまぎれもなく、ほおのきさんのチームプレー。
一糸乱れない一体感。
その向こうで、「もしかしたら、やられるかもしれない。」というプレッシャーに押しつぶされるイーグルス。
普段できていることができない。
逃げ出したくなるほどの心理的圧迫。
8.9番に連続四球、フィルダースチョイス、捕れるファールフライをポロリ。
信じられないくらいのミス。
やることなすことが、勝利から遠ざかっていきます。
そして、導かれるようにサヨナラの場面へ。
あれ、これはどっかで見た流れ。
そうです、二年前のイーグルス対関柴さんの時の流れにそっくり。
あの時もツーアウト満塁。
ここで、お前しかいないという場面でタカヤでした。
今回も、あの時のタカヤを思い出していました。ひょっとしたらやられるやもしれない予感。
でも、大丈夫だ。抑えられる。
アウトコースをファール2本で追い込んでいる。
気合いは入っているが、打ち気にはやっている。
ボールを振らせれば討ち取れる。
ユウキならば、分かっているはず。
しかし、欲がでたようです。
ストライクゾーンで勝負した。
アウトコースに目が慣れたところに、もっとも飛距離のでる高め。
右中間をまっぷたつ。
あの時の関柴さんのヤマダ監督の気持ちがわかりました。
4点リードを守り切れなかった。
試合後の整列、かたや歓喜の涙、かたや絶望の涙。
どうしてか、この時、私は涙が出なかった。
悔しさ、口惜しさ、なさけなさ、無様さ、後悔、いろんな感情が交ざって、まっしろになった感じ。
泣き崩れるユウキ達を見ながら、野球の神様を呪いました。
「こんなにもがんばってきたのに、勝たせてくれないなんて!ちくしょう!」
敗北を神様のせいにするなんて、愚の骨頂ですね。
負けたのは、監督のせいです。
そう、私のせいです。
私のチカラが及ばなかった。
またしても、こいつらを勝たせてやれなかった。
ちくしょうと言う言葉は、自分に吐いた言葉です。
覆水盆に返らず。
どんなに悔やんでも、過去を呪っても、終わった結果は変わりません。
では、どうするか?
そんなのは決まっています。
次やらないようにする。
そのためにはどうするか?
そして、今から動く。
前にも言いましたが、スポ少は、まさにこの繰り返し。
上手くいったり、勝ち続けることはとてつもなく難しい。
むしろ、失敗したり、負けたりする方が圧倒的に多い。
そこで、どう心と自分に整理を付けるか?
周りにあたりちらすのか?
負けを人のせいにするのか?
逃げたり、避けたりするのもひとつの方法でしょう。
子供の時分は、幼くてそれもいいでしょう。
でも、それでいいのか?
気づくはずです。
今回のテニスの全米オープン、セリーナ選手の行動。ラケットをたたきつけたり、審判にたてついたり、あれはいいのか?
強くて、結果を残していれば許される行動なのか?
なにより、人としてかっこいいのか?
何度も何度も失敗して、負けていい。
そして、何度も何度も立ち上がって、また立ち向かう。前の反省をいかして、今度は違うやり方を試していく。
手段を選ばずではなく、正々堂々と自分にも周りにも胸をはったやり方で。
ここにその人の生き方がでると思うんです。
社会とは、そういうもんでしょう。
まぎれもなくスポ少は、その練習になっています。
心が折れてもいい。
砕けたかけらをかき集めて、ボンドでくっつける。
ここでいう「ボンド」とは、家族や友人の支えであったり、自分の培ってきた信念だったりします。
骨折したところは強くなるといいます。
負けたとしても、前より強い自分がいるでしよう。
失敗の練習をしているのが、スポ少です。
タイセイしかり、二年前のマナヤしかり。
ちょっと失敗すると、感情をコントロールできなくて、心のダムが決壊して泣き出す。
あんなに泣き虫だったやつらが最後には頼もしく見えます。
本気で泣いた分だけ強くなる。
失敗して、エラーして、負ける。
しかし、ただじゃ起き上がらない、負けて悔しい思いをした分、心も体を強くなる。
この、悔しさを心に刻みましょう。
強くなるためのきっかけにしなくてはいけない。
追い込む理由ができました。
奴らにも追い込まれる理由ができました。
やつらは耐えるでしょう。この悔しさを胸に。
リメンバー2018.9.16新人戦会津予選ほおのき戦、そしてカワカミ君。
そして、イーグルスは不死鳥のごとく羽ばたく。
次戦、民友杯で必ずリベンジをします!
チカラが抜けるとはこのこと。
なんのことか?
それは、今日9月16日(日)に行われた、新人戦会津予選、準決勝。
5-1、4点リード出迎えた最終回裏のほおのきさんの攻撃。
そこから、連打とファーボールでツーアウト満塁。
そして、ここで来てしまいますカワカミ君。
小さいときから、アームガードを付けて存在感を出していたあの子がイーグルスに、立ちはだかる。
追い込んでからの、外の直球を右中間に持って行かれました。
ツーアウトから、逆転サヨナラ満塁ホームラン。
唖然、呆然。
無力感。
むくわれず、いたたまれない。
神様っ!これが、これが、ソフトボールか!
こんなドラマを用意しておいてくれたのか!
とんでもなく少ない可能性を引かれてしまった。
しかも、やられる方で。
わずか数ミリで逃げていった勝利、県大会、その先の全国大会。
20年ちかく、スポ少の試合を見てきてますが、まれに見る負けっぷり。
悔しいは悔しいながら、最後に右中間を抜けていって転々と転がるボールを見ながら、
あー負けたなぁ、と思う傍ら、この場面で打ったほおのきさんのカワカミ君を誉めていました。
あの苦しい場面で、気合いの入った球を投げ込み、折れそうになるこころを奮い立たせる。
何度も何度も、雄叫びを上げていました。
その彼に打たれた。
そして、最終回という場面で、下位打線にいく場面にもかかわらず、大事なところで打つ、ファーボールを選ぶ。
ここしかないというところにきっちり、カワカミ君をもってくる流れ。
これはまぎれもなく、ほおのきさんのチームプレー。
一糸乱れない一体感。
その向こうで、「もしかしたら、やられるかもしれない。」というプレッシャーに押しつぶされるイーグルス。
普段できていることができない。
逃げ出したくなるほどの心理的圧迫。
8.9番に連続四球、フィルダースチョイス、捕れるファールフライをポロリ。
信じられないくらいのミス。
やることなすことが、勝利から遠ざかっていきます。
そして、導かれるようにサヨナラの場面へ。
あれ、これはどっかで見た流れ。
そうです、二年前のイーグルス対関柴さんの時の流れにそっくり。
あの時もツーアウト満塁。
ここで、お前しかいないという場面でタカヤでした。
今回も、あの時のタカヤを思い出していました。ひょっとしたらやられるやもしれない予感。
でも、大丈夫だ。抑えられる。
アウトコースをファール2本で追い込んでいる。
気合いは入っているが、打ち気にはやっている。
ボールを振らせれば討ち取れる。
ユウキならば、分かっているはず。
しかし、欲がでたようです。
ストライクゾーンで勝負した。
アウトコースに目が慣れたところに、もっとも飛距離のでる高め。
右中間をまっぷたつ。
あの時の関柴さんのヤマダ監督の気持ちがわかりました。
4点リードを守り切れなかった。
試合後の整列、かたや歓喜の涙、かたや絶望の涙。
どうしてか、この時、私は涙が出なかった。
悔しさ、口惜しさ、なさけなさ、無様さ、後悔、いろんな感情が交ざって、まっしろになった感じ。
泣き崩れるユウキ達を見ながら、野球の神様を呪いました。
「こんなにもがんばってきたのに、勝たせてくれないなんて!ちくしょう!」
敗北を神様のせいにするなんて、愚の骨頂ですね。
負けたのは、監督のせいです。
そう、私のせいです。
私のチカラが及ばなかった。
またしても、こいつらを勝たせてやれなかった。
ちくしょうと言う言葉は、自分に吐いた言葉です。
覆水盆に返らず。
どんなに悔やんでも、過去を呪っても、終わった結果は変わりません。
では、どうするか?
そんなのは決まっています。
次やらないようにする。
そのためにはどうするか?
そして、今から動く。
前にも言いましたが、スポ少は、まさにこの繰り返し。
上手くいったり、勝ち続けることはとてつもなく難しい。
むしろ、失敗したり、負けたりする方が圧倒的に多い。
そこで、どう心と自分に整理を付けるか?
周りにあたりちらすのか?
負けを人のせいにするのか?
逃げたり、避けたりするのもひとつの方法でしょう。
子供の時分は、幼くてそれもいいでしょう。
でも、それでいいのか?
気づくはずです。
今回のテニスの全米オープン、セリーナ選手の行動。ラケットをたたきつけたり、審判にたてついたり、あれはいいのか?
強くて、結果を残していれば許される行動なのか?
なにより、人としてかっこいいのか?
何度も何度も失敗して、負けていい。
そして、何度も何度も立ち上がって、また立ち向かう。前の反省をいかして、今度は違うやり方を試していく。
手段を選ばずではなく、正々堂々と自分にも周りにも胸をはったやり方で。
ここにその人の生き方がでると思うんです。
社会とは、そういうもんでしょう。
まぎれもなくスポ少は、その練習になっています。
心が折れてもいい。
砕けたかけらをかき集めて、ボンドでくっつける。
ここでいう「ボンド」とは、家族や友人の支えであったり、自分の培ってきた信念だったりします。
骨折したところは強くなるといいます。
負けたとしても、前より強い自分がいるでしよう。
失敗の練習をしているのが、スポ少です。
タイセイしかり、二年前のマナヤしかり。
ちょっと失敗すると、感情をコントロールできなくて、心のダムが決壊して泣き出す。
あんなに泣き虫だったやつらが最後には頼もしく見えます。
本気で泣いた分だけ強くなる。
失敗して、エラーして、負ける。
しかし、ただじゃ起き上がらない、負けて悔しい思いをした分、心も体を強くなる。
この、悔しさを心に刻みましょう。
強くなるためのきっかけにしなくてはいけない。
追い込む理由ができました。
奴らにも追い込まれる理由ができました。
やつらは耐えるでしょう。この悔しさを胸に。
リメンバー2018.9.16新人戦会津予選ほおのき戦、そしてカワカミ君。
そして、イーグルスは不死鳥のごとく羽ばたく。
次戦、民友杯で必ずリベンジをします!
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