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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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大多鬼丸杯に出るようになって何年たったでしょう。
その浅い歴史の中ではありますが、今年のイーグルスの大多鬼丸杯は間違いなく熱い夏になりました。
こいつら進化している!

1回戦第4試合。
4試合目なんで、開始は12:00ごろから、実際はじまったのは12:20。あさ5:00集合なので、7時間の空き。
時間をもてあましたので、阿武隈の鍾乳洞を見てきました。パワースポットにいったおかげでしょうか、ここからイーグルスの快進撃が始まります。

長沼スポ少戦。
初回、ツーアウトを簡単に取ります。ハルヤの調子がいい。
それをみて、キャッチャーユウキも早めの仕掛けにしましたが、それが裏目にでた。
3番バッターにホームランを打たれます。
この3番バッター、開会式の時に豪快に放屁をしていたようで、なかなかの強者だとユウキがいってました。
しかし、その裏にすかさず逆転。
そして、3点を追加しました。
この3点は、下位打線から始まりました。
下位でランナーためて、上位にチャンスをもっていく。
そして1番レント、2番ユウキが打ってきちんと機能した。
とるべきところで、きちんと得点できる。
当たり前のことを当たり前にできる。
これが、ここ最近の勝利につながってます。

3点を追加したところ、残り時間の少なさ、裏攻めであることから、試合の趨勢は決まったとみて、次の回から新人仕様でいくことを決めました。

ところが、3回にまた豪快な強者にホームランを打たれる。
後続は断ちますが、5:4と詰め寄られます。

あーどうしよ。
1点差は、やばいなあ。やはり、主力を下げないで、さらに、点差を離しにかかった方がいいと、もうひとりの私がいっています。

んーと、考えて出した結論は、新人で行く!
ひょっこ組でいく。
1点差があり、裏攻め。ここを抑えられても、次の回をきっちり抑えれば、勝利には手が届く。
プレッシャーがあるなかでも、いまのこいつらならば大丈夫!
むしろ、そのプレッシャーの中でこそ、大きな成長ができるはず。
あえて難しい課題を課します。
あの回のいきなりの代打攻勢は、そういう理由がありました。

あえて、このチーム中心選手であるルイに代打ソウゴをおくります。
ここから、ひょっこ組を出す!
この結果が大きくチームを左右するかもしれない。
まあ、経験のない新人諸君には、のびのび打たせるためにそんなプレッシャーはみじんもかけません。
が、公式戦で、大事な場面で先頭バッターにたつ、ソウゴはかなりのプレッシャーを感じているはずです。
ですが、この男はプレッシャーに押しつぶされる様子などみせません。
ただひたすらに打つことに集中している。
それは、ソウゴのバッティングの構えからわかります。
小刻みにゆれる独特の構え、それは既に自分自身でタイミングの取り方をあみだしているということ。
初動でチカラが入らない、いい構えだと私は思います。
常に動いていることで、変にチカラが入らない。
そこにきて、遠心力の効いたしなりのある、思いきりのいいスイング。
今までも、スゴ腕のピッチャーからかなり打ってます。
どんなピッチャーを相手にしても、物怖じせず振り抜くことが出来るのがソウゴの強みです!
そこを伸ばしていきたい。
そのフルスイングが、フルスイングしたからこそ、サードにちょうど良い廻転のきいたボテボテのゴロ。
これが、内野安打になります。
ソウゴが出た。
いい意味で裏切ってくれます。

次もヨウスケの、ところで、レンが代打。
1点差に詰め寄られた場面、ここはバントも考えましたが、最近レンは当たっている。
打たせます。
セカンドフライ。ワンアウト。
1塁ランナーのソウゴを見ていましたが、フライだと分かるとすぐに帰塁した。
うんうん、ソウゴわかっている。
少し前であれば、フライでもなんでもとびだしていました。
各自成長している。
それが今になって、収穫の季節をむかえています。
そう感じるときが、指導者をやっててよかったと思える瞬間です。じーんと、幸せがくる。
下手くそだったやつが上手くなっていく。
ソウゴの素早い帰塁くらいでじーんとしてしまう。
じーんとさせんじゃねえぞ、このヤローと気合いを入れ直して、代打ユウゴを送ります。
この代打攻勢、とってかわられるレギュラー組からは大ブーイングです。
「なんで、俺に打たせてくれねえの!」
「俺が打った方が打てるのに!」
彼らの不満の怨嗟が聞こえます。
そんな中、ユウゴ、二球でツーストライクに追い込まれる。
相手エース、ボールで三振に打ち取ろうと高めの、くそボールといっていいほどの高さにスピードボールが来ました。
ユウゴ、反応しています。
長いリーチでインパクト!
ドンピシャでミート&強打!
打球は、センターオーバー。

「えー!」
敵さんよりも味方がびっくり。
いっちゃあ悪いけど、秋の新人戦に向けて経験を積ませる目的での代打です。
結果は良くも悪くも求めていませんでした。
ユウゴ、想像した以上のところを引いてくる。
本人も必死で走ったのでしょうね。
前のランナーのソウゴに追いつきそうでした。
もう少しで、ホームラン。
ですが、三塁で止めました。つっこんだらアウトだったでしょう。
人は常に進化、変化している。
男子三日あわざれば、なんとか。
みんながユウゴを刮目してみている。
ガッツポーズして、喜んでいいところですが、サードベース上にはいつものユウゴ。
ただ、心臓はバクバクでしょう。

ユウゴのバットで、それまで不満を表に出していたレギュラー組も沈黙しました。
それどころか、みんなで応援している。人の足をひっぱったままではない。チームに貢献していることに、レギュラーも控えもない。
これがチームです。
このあと、1点を追加して、計3点。
点差を4点としたところで、タイムアップ!
イーグルスが逃げ切りました。

いい勝ち方。全員を出して、育成しながら勝つことができた。うまくいきすぎです。
勝ちに不思議の勝ちあり。
これも阿武隈の鍾乳洞のパワーのおかげでしょうか?
不思議といいつつ、勝利の要因を分析します。
代打攻勢にいくまえは、僅差ながら、バッテリーを中心にくずれなかった。ホームラン2本を打たれながらももちこたえた。
幸運な流れを呼び込めたのは、1点でもリードしていたから。
リードしていなかったら、あの代打攻勢はなかった。
不思議とはいいながらも、イーグルス、やるべきことはやっている。
いいながれを感じます。
なんか、ソフトボールをチームとして、組織的にやってる気がしてきた。
次戦、二本松、岳下スポ少さんと戦います。




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