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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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手が震えてました。
最終回に満塁策。
リリーフ、切り札ケンタにマウンド託してベンチに戻ってくるとき。
手は打った。あとはまかせたぞ!
スコアブックを書くためのボールペンを持つ手が震えていた。
感情が理性を越えていく。
魂が震えてました。
私だけではないでしょう。
それほどあいつらの戦いぶりに魅せられていた。
あの瞬間に、神様に拝まない保護者はいないでしょう。

やはり簡単には勝たせてくれないなと思うと同時になんとか同点で終わりたい。
あいつらに勝たせてやりたい。その一心でした。

今日は関柴スポ少さんの主催の大仏杯です。
その1回戦の相手が、白獅子県大会準優勝チームの川俣JFさん。
誰が予想したでしょうか?
その強敵を相手に一歩も引かない展開。
むしろ押している。
全国大会、県大会、いろんな場を経験してきましたが、今日のこの試合も私の球史に間違いなく残る1戦。
走馬灯とやらがあるとしたら、思い出すでしょう。
それぐらいいい試合だった。

タイセイの先制ホームラン
ルイの逆転ホームラン
ハルヤの危険球
ヨウスケのライトゴロ
サムライヒロヤ
レントの鬼リリーフ
そしてあのリリーフケンタ仁王立ちの満塁の場面からのコウノスケの横っ跳び。
守り切れずに、押し切られた。
最終回に1点差で勝っていた。
相手は7番から始まる下位打線。
なのに、勝ちきれなかった。
5:6でサヨナラ負けを喫しました。

試合後のキャプテンコウノスケの嗚咽が響き渡る。
少し、もらい泣きしてしまいました。
自分が守り切れなかった悔しさ。ふがいなさ。
こころの底から来るものだと思います。
ここは泣いていい。思い切り泣いていい。

チームのために限界までチャレンジしたキャプテンコウノスケを責めるものはこのイーグルスにはいません。
誰もがコウノスケが一生懸命やったことがわかっているからです。
そして、コウノスケがこうなる前に、くいとどめるべき人達がいた。
あの時、こうしていれば満塁にならなかった。
あの時、こうしていればもっと点差に余裕があった。
その積み重なりのたまたま最後にいたのがキャプテンコウノスケ。
誰も彼を責めることなんて出来ないんです。
すべてはみんなの責任。
それをコウノスケが背負ってくれている。
泣き崩れて動けないコウノスケを支えてくれる仲間がいました。

そうだとてしても、コウノスケはわかっているはずです。
「あの時、俺がちゃんと捕って、ちゃんとセカンドベースを踏んでいれば…」
自分を責めて、落ち込んで、馬鹿にして、そんでも自分が自分でしかないことに気づく。
そこを乗り越えていくしかない。
スポ少は間違いなく、社会に出たときの練習になってます。
失敗やうまくいかないことに対する耐性。
この世の中、勉強だけできても渡っていけません。

負けるのもスポ少。むしろ負けるのがスポ少。
のりこえていく強さ。
時計の針はもどりません。
ならば、この先をどうするか?

あいつらの心にも宿ったでしょう!
「俺たちは通用する!誰が相手だろうと、やってやろうじゃん!」

選手もそうですが、保護者、指導者、みんながチームとして機能しています。和になっている。
そうなったチームは強い!まだまだ強くなる。

こいつらがどこまで行けるか?
目が離せません。
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