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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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8/17行われた大仏杯。優勝しました。
招待いただきました関柴スポ少さん、会場準備及び大会開催の関係者の皆様方に感謝申し上げます。
ありがとうございました。

さて、ひさびさの優勝です。
下降気味だった打線が復調したこと、先制して気持ち展開ともに有利に進められたこと、ピッチャーが要所を締めて安定していたこと等が要因だと思われます。
とにかく試合を決める分水嶺でいい方向に水が流れました。
こうなると野球は、ソフトは面白いです。
とくに攻撃、ここでヒットが欲しいという場面でかなりの確率で一本出る。
ツーアウトからの失点は、相手チームの心理に大きなダメージを残します。
さらに、ノーヒットで1点をとれるチームは本当に強いチームだと思います。
四球やエラーがらみできちんと得点できること。
それが初回などの主導権争いをしている場合の先制点であればなおさら重要。
それができるというのはそつのないチームだということだと思います。

最近湿り気味の打線に火をつけたのは、8番バッターの楓太。
細い体で見るからにパワー不足ですが、体全体を使った、前の大きい豪快なスイングをします。
スイングスピードはそんなに速くはない。むしろ遅いですが、手打ちではないのでヘッドがきちんと遅れて出てきます。バットの軌道がきれいに描けています。
性格はイケイケタイプではなく、おっとりとしたやさしい性格。
感情もそんなに表に出しません。

そんな彼が打線に火をつけた。
主軸が打つのは当たり前ですが、下位打線に打たれると試合は傾きます。
アウトをとるべき票田で打たれると精神的なダメージも大きいし、下位がつながることで上位に回る。自然失点の機会が増えます。
彼の何が良かったか?
振りに迷いがありませんでした。思い切り振っていく。その姿勢が長打を打たせた。
第1試合のあの場面で、これはいけるぞ、今日はいくぞとチーム全体を勢いづけた。
その後の打席もボールを芯で捕らえていました。
線が細くて、打席に立つと生まれたての子鹿のようにしか見えませんが、そんな彼に打たれるとピッチャーはがっかりするでしょう。

試合終了後、最優秀選手を誰にするか?
監督が選出するのが慣例ですが、監督は選手全員で決めるようにと粋なはからいをしました。
選手の意志を尊重したいという意図だと思います。
みんなで考えれば、落ち着くべきところに落ち着くだろうという予想もあったと思います。
ひいきめでみても、この優勝は安定した投球で相手打線を封じ込めたエース航大によるところが大きいのは確か。そこにいくのかなぁと思っていたら、楓太を押す声が・・・
ええーいいのかぁと思いましたが、今日の試合を最初に勢いづけたのは確か。
航大が貢献しているのはあたりまえになりつつあるなか、今日は気をはいた楓太に取らしてやりたいという心情がみんなに働いたのでしょうか、MVPは楓太に決まりました。
航大も「えっ、俺じゃないの?」と思いつつ、今日は活躍した楓太をたたえていました。
たいして根に持たない。そういうところが、航大のいいところ。
これもチームプレイ。ほほえましいやりとりです。

かくして、大仏杯は優勝できました。
残すところ、あと数試合。
修正部分もまだまだあります。ということはまだまだ強くもなれるということ。
どんなドラマを見せてくれるでしょうか?





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