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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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「全国高校野球・1回戦、鹿屋中央2‐1市和歌山」(13日、甲子園)

この幕切れも野球の残酷さがでました。
サヨナラの場面、一死一三塁。守る市和歌山。
ベンチの指示は「ランナーの動きを見ながら対応する」。
サヨナラの三塁ランナーを返したら終わり。原則ボールバックだけど、打球によってはゲッツーもとれる。ものすごく判断が難しいし、それをすごいプレッシャーの中でやらなければいけない。
外野フライならタッチアップ。好返球を返さなくてはならない。
守備としては、緊張も高まりエラーの確率があがる場面です。
ドキドキの場面。

そこで起きました。
ボールはセカンドゴロ。

市和歌山の監督が守備はピカイチという堅守のセカンドへのゴロ。
セカンドはファーストに送球してしまった。
投げるときにサードランナーのスタートに気づいたそうです。
サヨナラ。

泣き崩れるセカンド。グラブの中でボールが弾んでしまって頭が真っ白になったそうです。
誰も攻められないでしょうが、本人が自分を攻めるでしょう。
一生懸命のプレーなのに、いい結果にならない勝負の残酷さ。

ここで、思い出しました。
10年位前の磐梯噴火記念大会。河東戦。回は終盤。守る永井野旭(美里イーグルの前身)。一死満塁。サヨナラの場面。
ゴロは考えることなくボールバックということを大声で確認。
討ち取ったあたりはセカンドゴロ。セカンド何を思ったか。余裕でファーストへ。
サヨナラ負け。
投げた本人は、よしアウトをとったぞとほっとしていましたが、そのあと事の重大さに気づいたようです。
そんな彼もだんだん成人式をむかえるでしょう。
事前に確認していても、一生懸命さゆえにか、頭の中が真っ白になり、普段ならやらないプレーをしてしまう。
どうすれば防げるか?
無意識下でも体が動くようにしておくしかないのではないのでしょうか?
北斗の拳でいう「無想転生」。
北斗神拳究極奥義ですよアレは。全員ができるものではない。一部の天才のみ。

凡人はどうすればいいか?
ありふれてあたりまえですが「声」しかないと思います。
全員のボールバックという声で、真っ白になってるやつをこの世に引き戻す。
甲子園の大歓声では届かないかもしれない。
アップアップのヤツにむかって届かないかもしれない。
ですが、チームメイトの声こそがひとすじの光明になりうると思います。
声で防げるエラーはある。
しかしその声は普段の練習から意識して出さないと出ないもの。
チームを救うプレーがあるように、チームを救う声もある。
そのあたり、特にキャッチャーを中心に鍛えなおしていきたいです。

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