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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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この前の新人戦でも触れましたが、この時期の子供たちは自信がつくととんでもなく伸びます。
昨日までできなかったことが、今日はできる。
極端に言えばそんなレベルの話です。

そんな子供たちの成長をみると、うれしくなるどころか、笑ってしまいます。いい意味での予想外。

センターで大飛球を何度も捕った裕平が走ってベンチに帰ってくるときの笑顔。
「ナイスセンター!」とか、「助かったぜ!」とか仲間に言われながら、
少し上気して興奮気味ではありますがとびきりの笑顔です。
しかも攻撃でも、エラー付ではありますがホームランになってしまう。
ダイヤモンドを駆け抜けるときの気持ちよさもまた格別でしょう。

こういう楽しさを知ってしまうと野球はますます楽しくなります。
こうなるともっと上手くなろうとします。
ここで自分なりに素振りをしたり、ランニングをしたり、積み重ねの努力が加わればベースアップにつながり、プレーの幅もでてきます。

ただ、初期段階はハードルも低いので超えるのも容易。
求められる質が高くなるって来ると壁にぶち当たります。
一生懸命だけではだめなレベル。何度も当たるけれどもなかなか崩せない壁。
できなくなると、とたんに面白くなくなってしまう。
いままで捕れてた打球が捕れなくなったり、大事なところでエラーをしたり、ミスをしたり、それが原因で敗戦になってしまうと、落ち込んでしまいます。

こういう時が、指導者や親、理解してくれる大人の出番でしょう。
できなくても、くさらないで、なげださないでやるべきことをする。
なだめたり、おこったり、叱咤激励したりしながら、心が折れないようにフォローする。
まるで麦のようです。ふまれてもふまれても、その分強くたくましく成長する麦。
いいよいいよ大丈夫だけでもだめだと思うんです。
できなかったことに対する単純な怒りをぶつけても、ぶつけられてもいいと思うんです。
今の世の中、怒られ慣れていない人が多い。
それを自分の中でどう消化させるか?これもスポ少の訓練。

みんながみんな上手くてなんでもできるとは思いません。むしろできないことのほうが多い。
それでも上手くなろうとして、失敗して落ち込んだとしても、へこたれずに立ち直って仲間と一緒にがんばる姿勢は、野球だけに限らず、社会に出ても同じ。
その練習をスポ少でしているんです。自分の居場所をこじ開けて確保する練習。
きもちのいい、次につながるような立ち直りを見せてほしいと思います。

そんな意味でも、あいつらのいきいきとした、くったくのない笑顔。
野球の、ソフトの良さを感じさせてくれます。

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