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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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ひとりの世界は、なんと狭いことでしょう。
すべてをわかっているようで、その実、何もわかっていない。
まさに井の中の蛙、大海を知らず。
それを打破する意味で、この選抜の大会は良いきっかけになっているといえます。

シーズン中は、しのぎを削り合うライバル。
そして、選抜になったとたんに仲間になる。
最初はお互いに探りながらの呉越同舟ですか、大会にのぞんで、だんだんまとまっていく。
いろんな選手の特性や性格を見ながら、ベストなポジションと打順を、あーでもない、こーでもない、俺はこう思う、私はこう思うと考えの調整を図りながら、チーム全体のいちばんいいところを結集していく。
その最高責任者である、「会津選抜の監督さん」の役割は重大だと思います。
毎回、自分のチームが終盤を迎えるあたりでやってくるこの選抜の大会。
出来ることなら自分のチームだけに専念したいと思うのが人情というもの。
ですが、方向の違う目標に向かっての、選抜があります。
選手はもとより、指導者も、保護者も決して費用的にもスケジュール的にも楽とは言えない選抜が入ってくる。
私も最初は違和感がありました。
自分チームが終わっていない以上、そちらを優先して欲しいとさえ思っていました。 
でもいざ参加したら、そんな気持ちはふっとびました。
選手はもとより、その保護者も本気です。
あんなに寒いのに、送り迎えをして、練習をする。
そんな一生懸命にやっている人たちを前にしたら、自分も一生懸命にやろうというのが人情でしょう。
自分のチームの選手もそうですが、他のチーム全員が一体となってきます。
その中で、かつての敵のいいところが見えてきます。
「あー、こいつは本当に上手いと思っていたけど、本当に上手いな!」
それを各チームの指導者が実感します。
「あー、こいつがいてくれたらなぁ。」と思える。
この面子でやったら面白いだろうなあと言うのが、すぐそこにある。
できるんですもの。
実際、自分のチームに足りないところを補ってありあまるくらいの高いポテンシャル。
それはこの面子とやったら負けるよなあと思わせてくれます。

それでも、実際の大会にいくとその上をいくチームがいくつもある。
上には上がいること実感します。

そして、それでもその中でどうやって生き残るかを考える。
そこにそのチームの指導者、保護者の「カラー」が出てきます。
この選抜は、相手チームが培ってきたその「カラー」が見えます。
新鶴さん、柳津さんの強さのカラー、根拠が見えてきます。
優れたもの、いいものを目のあたりにすると勉強になります。
こういう指導もあったのか?
こういうタイミングでの声のかけ方があったのか?
やはり違う世界を見ると、違った見方が出てきます。そこが勉強になります。
そして、その監督さんや保護者とつながることで、この先の未来に選択肢が増えていきます。
これはイーグルスにとって大きな財産になります。
広がっていく世界を利用しない手はない。

選抜大会は、6年生の最後の花道であるとともに、指導者にとっても世界を広げる勉強の場でした。
いつの日か、イーグルスの選手たちも交ざってその頂点をめざしたいものです。

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