ここ最近の試合をみていて感じたこと。
昨日もいいましたが、幼虫の戦いがしっくりくる。
いもむしとかカブトムシの幼虫といったほうがいい。
きれいさはありません。
生き抜くために全力を尽くすのみ。そのがむしゃらさが見ていて面白い。
その象徴的な場面。
2点か3点ビハインドの一死満塁の場面。
打たなくてはいけないという思いの強さがユウヘイにワンバウンドのボール球を打たせました。
これがまた、思い切りがいいから、ふりきっている。ぼてぼてながらいいところに飛ぶし、変な回転もかかっている。
懸命な姿勢に感動したのか、運も味方してくれている。
ボールはマウンドの穴にはまって、打者も走者も生還。
チームは、俄然いけいけドンドンになっていく。
笑ってしまう場面でしょうが、当の本人は大真面目でのプレーです。
結果がただそうなっただけ。
ここにきれいさもスマートさもありません。
ピッチャーにしても、ボール半分の出し入れなんて高度なコントロールはありません。
キャッチャーに構えたところにいかず、逆玉がしばしば。
でも、要所要所で走っている球がいく。
キャッチャーも捕球技術がまだまだ。
ここ数試合で、審判を直撃したボールがいくつあったでしょう。
とってくれると思っているから主審はよけない。最後までボールを見極める必要上、よけれないんです。直撃はいたいでしょう。当たった方、すいませんでした。
一方打撃ではホームランをうち、チームの大部分の打点をたたき出す。
盗塁のサインが出ているのに、打者が打ってみたり、まだまだあらけずり過ぎる。
それでもなんとなく試合にはなっている。
それは、ひとりひとりが未熟ながら、なんとかして役割をこなそうとしているからでしょう。
シーズンもはじめでまわりのチームも熟成していないことも要因のひとつです。
ただ、県大会や上位のチームになってくるともう成虫になっているチームもあります。
白河のTKC大会のベスト4あたりからは高度な戦いでした。
そんなチームとあたったときに、われらが幼虫チームはどうなるか?ぞっとします。
まわりは成虫になってくれるまで待ってくれません。
今のままでは手も足もでないチームが存在します。
ただ、幼虫も成長していることは事実。取り組む意識も高くなっています。
青く高い空を見つめている。
ものすごいスラッガーも天才バッターもいない中で、どういうスタイルになるか?
自分たちの戦うスタイルをみんなで共有する必要があると思います。
俺たちはこういうチームになりたい。
ひとりひとりが同じ方向を向いたときに、さなぎになり成虫になっていきます。
さて、どんなスタイルになることやら。
今年も大発生の予感のマイマイガ?ガガンボ?
どんな姿であるにせよ、いっぷう変わった成虫になることは保証します。
そのほうが面白いですから。