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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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昨日長男に足し算を問うてみて思ったこと。

本当の「教える」とは、何も教えないことなんじゃないか、と。
そんな禅問答のような疑問が浮かんだ。

環境を整え、気づかせること。

これが究極なんではないだろうか?
そしてそれはおそろしく根気のいることなんじゃないかと。

だがそこは、人のやること。口も出したくなるし、手も出したくなる。
究極なんてものは、ほぼ永遠にできないもの。
最初からハードルを高く設定しないのが私のやり方。
すこしアレンジする。

まったく手を出さないことはできない。
ただ、最初から手取り足取りはやってあげない。
だから最初は、「何も教えないから、とりあえず、やってみろ。」でいい。
最初から上手くできるやつなんて、ほとんどいない(中にはいるんです、そういうやつも)、失敗して当たり前。
そこを出発点にする。
昨日述べたように、基礎を固めつつ、足場を固めつつ、徐々に段階を踏んで、設定をあげていく。
チームが合併して、入門者、初心者を指導するようになってからそうしてきた。
急激な上達は望めないし、望まない。
私がスポ少を指導し始めてから、ずっとやりたかったことが今の指導体制ならばできる。
スタッフ陣が多いと、分業制度がとれる利点だ。

だが、なにかがたりない気がする。
常々いわれたり、自分でも気づいてはいる。
それは、「徹底」ができていないこと。徹底してやる覚悟がないこと。

ここが優れた指導者と私の大きな差だ。
このあたりでいいかと、最後に抜いてしまう。
そのあたりを子供たちは敏感に感じ取ってしまう。
強くなりきれない。上手くなりきれないのはここにあるんじゃないかと思う。

入門だから、たのしさ優先でいいと思っている自分。
だが、本当の楽しさは厳しさの中にある。苦労して手に入れてこその満足感。
それを認めながらも、そこまで導くことのたいへんさに腰が引ける。
自分にも厳しくしなければならないし、いろんなものを犠牲にしなくてはならない。
最終的には、自分にあまいのだ。
それがわかっていながらも脱却できない。

夜更けにひとり悩んでみる・・・

・・・も、立ち直り早さも持ち合わせる私。
三振してもスキップで戻ってくるような中学生だったのを思い出した。
どうせ倒れるなら、前のめりで。
プラス思考でいくだけだ。
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