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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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なくて七癖。

人のクセを直すのは大変だ。

何回いっても直らない。それは大人も同じ。
靴下を裏返しにぬぐ。トイレの便座をあげっぱなしにする。などなど嫁さんに言われっぱなしだ。

こと野球に関しては、セオリーというものがある。
理にかなっている理論全般がそうだ。

体や筋肉のつかいかた、遠心力や体重移動、回転軸。どうやったら効率よくできるか?
それは先人が苦労してして得たものだ。

だが、それを鵜呑みにしてはいけないと思う。

その人にとって、そうなったのはその人なりの過程を踏んできた結果。
その人にとっては、それが理にかなっていることもある。

あまりにひどいのは直しをいれるが、そうしたほうがその子にとっていい場合はそこを伸ばすようにアドバイスをする。

腕力のある子とない子。同じスイングでは勝負できない。
努力すればホームランを打てるなんてことは言わない。
ホームランよりも、大事な場面でバントをきめるほうが試合を決する場合もある。

要は、すみわけ。
自分にあった居場所を獲得することが、チームに貢献することだと私は思う。

だがときどき、その思いを裏切ってくれる子がいる。
いい意味で裏切ってくれる子。
化けてしまうのだ。
この子はこのぐらいが限界だろうとたかをくくっていると、それ以上の成果をあげる。
いまの6年生でいえば、ユウキがそうだろう。
捕手という要のポジション。
彼の指示ひとつで試合が動く。責任も大きい分、いちばん怒られるポジションだ。

状況が彼を大きくしたといっていい。

キャッチングはまだ伸び白があるが、肩は強くなったし、打撃もいい。
インコースの腰の回転なんかはチームトップクラスだと思う。
やや捕手としての配球や瞬時の判断など思考が幼稚な面もあるが、いい選手になった。
下位打線どころか、上位にくいこめる打撃だと私は思う。

いい意味で裏切ってくれた。一番の伸び白を発揮してくれた。
そんな選手に出会うとうれしくなる。

あとはこのまま伸びていってくれることを願う。


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