時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。
ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
平成28年度タカヤ世代の卒団式が終わりました。
私が監督に復帰しての1年目。
長峰代表と斎藤コーチ、小島コーチと一緒にいままでがんばってきたので一切の迷いはありませんでした。
というのはうそで、迷いに迷いました。ポジションをどうするか?
エースをどうするか?打順はどうするか?
しかし、それは戦っていくうちに、ひとつずつ、成功例を子供たち自身が導き出してきました。
思えば消去法からくる選択の連続を、積極化していくというか?
こちらが想定した以上の結果を引っ張ってくるある意味「強さ」があったと思います。
それはこの一年、彼らの戦いをみてきた保護者の方々ならば大いにうなずくところがあると思います。
「個」を「衆」で圧倒する。
烏合の衆が、猛禽を圧倒する気持ちよさ。
俺達でもやれるんだと思わせてくれる。
そしてそれを現実の結果として残す。
振り返ってみても、本当に気持ちのいい一年でした。
昨年秋は、次世代のキャッチャーをどうするかが大きな課題でした。
ヒカリの後のキャッチャー。
順当にいけばタカヤなんですが、ショートに不安があった。タカヤをショートにおくか?
そうなると誰がキャッチャー?
コウセイ?ヤマト、どちらも試しました。
鍛えればどちらもそれなりになるでしょうが、そんな時間もない。
それを払しょくしたのが、マナヤの急成長です。
メキメキうまくなっていきました。
難しい打球に対しての思い切りの良さ。打球の予測。
ショートの守備に自信を持ち始めた。
ポジショニングや難しい打球の処理をこなすことで自信がついていきました。
そうなるとタカヤを扇の要にもっていくことができる。
そうするにつれ、ピッチャーもマナト、マナヤの2枚看板だったものの均衡がいい意味でくずれていく。
マナヤをピッチャーに置いた時にショートにマナトが入るのが通例でしたが、関柴さんとの練習試合で、ショートマナトの守備が崩壊。
マナヤをショートから外すことができないという結論に達しました。
いい意味でポジションが固定された。
タカヤ、マナヤ、マナトがそれぞれ自分のポジションに自信と誇りを持ち始めたことがチームの大きな一歩でした。
タカヤショート論もあったので、ヤマトがキャチャーをやったり、コウセイがやったりしてました。
あのふたりもキャッチャーをやることがなくなってホッとしたことでしょう。
春先の段階で踏ん切りがついてよかった。
俺はここでがんばるんだという決意が生まれたと思います。
ただ、その中にも不安はあったと思います。5年生のユウトが入ることによって、6年生はひとり打順に入れない。
私のH28年度のヒット策のひとつは5年のユウトを一番に固定したことだと思います。
小さいながら大いなるヤジリ。
メッツさんのあのエースの球をはじき返すことができる技術と、その度胸を買いました。
それがあったために6年生に悔しい思いをさせたでしょうが、そういうことも消化していかないといけない。
なんだあのやろうと思ってもいい。だけど、下級生であっても自分より優れたところを認め、チームとして支えていくように切り替えていく。
それが勝負の世界であり、スポ少という舞台です。そこに心の成長があります。
そんな中、フクダやユウヘイ、ヒカルは守備専門にまわる役割が多かった。
本当は気持ちよく打ちたかったでしょう。それでも自分の役割をよく果たしてくれた。
センターからチーム全体を鼓舞し続けたユウヘイ。あいつの全力疾走と全力返球は、マナヤとの連携で大事な時にバックホーム中継でランナーを刺してくれました。
ライトはある意味一番走るポジション。ファーストカバーを毎回欠かさず、あたりまえのようにこなすヒカルには頭が下がります。そういう心の準備ができている者にチャンスは訪れる。
ツーアウトからの同点ヒット。あれもチームを救いました。
そして、いつもジグソーの最後のワンピースとなってチームの穴を埋めてくれるフクダ。レフト、サード、セカンド、ファーストいろんなポジションをこなしてくれました。コウセイが抜けても遜色なく守備がまわるのはユーティリティプレーヤーのフクダのおかげです。
私は、ひとりひとりは大したことはないプレーヤーだと思っていました。
去年の秋口は確かにそうだった。
しかし、今になってみるとみんながみんなものすごい伸びしろをもっていたことがわかります。
タカヤにしろ、マナヤにしろ全会津の代表でレギュラーを張るくらいのすごい選手だったんですね。
そう思うと、烏合の衆ではなかったということか?
核となる者と、自分たちの役割を果たそうする者、それがガッチリくみあった時の強さ。
これは想定の話ですが、選抜大会にイーグルスで出たらどこまでいけるだろうか?と想像してしまいます。
そうはいっても、それは詮無い話。
もうこのチームで戦うことはできません。
つばもでない緊張の中、目だけで会話し、相手の意志が痛いほどわかる。
大丈夫だ、おまえらならやれる。
それがチーム全体で輪になっている結束力を確かにあの時感じました。
大きなサーフボードにチーム全体で乗って、ビックウェーブにのる感覚。
すべてがあの瞬間に集約されていく、あの空気。
あの場で、一緒に戦えたことを私は一生忘れないでしょう。
この時代にこの子たちを送り出してくれた保護者には感謝しか言葉もありません。
しかし、君らは過去にとらわれてはいけない。
この先にあるであろう、もっと忘れられない一瞬のために自分を鍛えなければならない。
10年そこらしか生きていないし、まだまだ本気をだしていないのだから。
本気を出した時に、いっしょに泣いて笑ってくれる新しい仲間を作らないといけない。
あの感覚を経験した者ならば、またそれを渇望するはず。
そうやって成長した姿をいつかまた見せて欲しい。
さぁいけ、この先の未来へ!
私が監督に復帰しての1年目。
長峰代表と斎藤コーチ、小島コーチと一緒にいままでがんばってきたので一切の迷いはありませんでした。
というのはうそで、迷いに迷いました。ポジションをどうするか?
エースをどうするか?打順はどうするか?
しかし、それは戦っていくうちに、ひとつずつ、成功例を子供たち自身が導き出してきました。
思えば消去法からくる選択の連続を、積極化していくというか?
こちらが想定した以上の結果を引っ張ってくるある意味「強さ」があったと思います。
それはこの一年、彼らの戦いをみてきた保護者の方々ならば大いにうなずくところがあると思います。
「個」を「衆」で圧倒する。
烏合の衆が、猛禽を圧倒する気持ちよさ。
俺達でもやれるんだと思わせてくれる。
そしてそれを現実の結果として残す。
振り返ってみても、本当に気持ちのいい一年でした。
昨年秋は、次世代のキャッチャーをどうするかが大きな課題でした。
ヒカリの後のキャッチャー。
順当にいけばタカヤなんですが、ショートに不安があった。タカヤをショートにおくか?
そうなると誰がキャッチャー?
コウセイ?ヤマト、どちらも試しました。
鍛えればどちらもそれなりになるでしょうが、そんな時間もない。
それを払しょくしたのが、マナヤの急成長です。
メキメキうまくなっていきました。
難しい打球に対しての思い切りの良さ。打球の予測。
ショートの守備に自信を持ち始めた。
ポジショニングや難しい打球の処理をこなすことで自信がついていきました。
そうなるとタカヤを扇の要にもっていくことができる。
そうするにつれ、ピッチャーもマナト、マナヤの2枚看板だったものの均衡がいい意味でくずれていく。
マナヤをピッチャーに置いた時にショートにマナトが入るのが通例でしたが、関柴さんとの練習試合で、ショートマナトの守備が崩壊。
マナヤをショートから外すことができないという結論に達しました。
いい意味でポジションが固定された。
タカヤ、マナヤ、マナトがそれぞれ自分のポジションに自信と誇りを持ち始めたことがチームの大きな一歩でした。
タカヤショート論もあったので、ヤマトがキャチャーをやったり、コウセイがやったりしてました。
あのふたりもキャッチャーをやることがなくなってホッとしたことでしょう。
春先の段階で踏ん切りがついてよかった。
俺はここでがんばるんだという決意が生まれたと思います。
ただ、その中にも不安はあったと思います。5年生のユウトが入ることによって、6年生はひとり打順に入れない。
私のH28年度のヒット策のひとつは5年のユウトを一番に固定したことだと思います。
小さいながら大いなるヤジリ。
メッツさんのあのエースの球をはじき返すことができる技術と、その度胸を買いました。
それがあったために6年生に悔しい思いをさせたでしょうが、そういうことも消化していかないといけない。
なんだあのやろうと思ってもいい。だけど、下級生であっても自分より優れたところを認め、チームとして支えていくように切り替えていく。
それが勝負の世界であり、スポ少という舞台です。そこに心の成長があります。
そんな中、フクダやユウヘイ、ヒカルは守備専門にまわる役割が多かった。
本当は気持ちよく打ちたかったでしょう。それでも自分の役割をよく果たしてくれた。
センターからチーム全体を鼓舞し続けたユウヘイ。あいつの全力疾走と全力返球は、マナヤとの連携で大事な時にバックホーム中継でランナーを刺してくれました。
ライトはある意味一番走るポジション。ファーストカバーを毎回欠かさず、あたりまえのようにこなすヒカルには頭が下がります。そういう心の準備ができている者にチャンスは訪れる。
ツーアウトからの同点ヒット。あれもチームを救いました。
そして、いつもジグソーの最後のワンピースとなってチームの穴を埋めてくれるフクダ。レフト、サード、セカンド、ファーストいろんなポジションをこなしてくれました。コウセイが抜けても遜色なく守備がまわるのはユーティリティプレーヤーのフクダのおかげです。
私は、ひとりひとりは大したことはないプレーヤーだと思っていました。
去年の秋口は確かにそうだった。
しかし、今になってみるとみんながみんなものすごい伸びしろをもっていたことがわかります。
タカヤにしろ、マナヤにしろ全会津の代表でレギュラーを張るくらいのすごい選手だったんですね。
そう思うと、烏合の衆ではなかったということか?
核となる者と、自分たちの役割を果たそうする者、それがガッチリくみあった時の強さ。
これは想定の話ですが、選抜大会にイーグルスで出たらどこまでいけるだろうか?と想像してしまいます。
そうはいっても、それは詮無い話。
もうこのチームで戦うことはできません。
つばもでない緊張の中、目だけで会話し、相手の意志が痛いほどわかる。
大丈夫だ、おまえらならやれる。
それがチーム全体で輪になっている結束力を確かにあの時感じました。
大きなサーフボードにチーム全体で乗って、ビックウェーブにのる感覚。
すべてがあの瞬間に集約されていく、あの空気。
あの場で、一緒に戦えたことを私は一生忘れないでしょう。
この時代にこの子たちを送り出してくれた保護者には感謝しか言葉もありません。
しかし、君らは過去にとらわれてはいけない。
この先にあるであろう、もっと忘れられない一瞬のために自分を鍛えなければならない。
10年そこらしか生きていないし、まだまだ本気をだしていないのだから。
本気を出した時に、いっしょに泣いて笑ってくれる新しい仲間を作らないといけない。
あの感覚を経験した者ならば、またそれを渇望するはず。
そうやって成長した姿をいつかまた見せて欲しい。
さぁいけ、この先の未来へ!
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