時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。
ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
たまたまNHKをみてたら、日米の野球少年たちがイチローへ質問をぶつけ、それに答えるという番組があった。
25分くらいの短い番組だったが、あらためてイチローのすごさが伝わってきた。
すごいことを簡単に、しかもクールにやってしまう。
天才の一言では片付けられない。
その天才をつくっているもの。
高度な科学トレーニングとか特別なことをやっているわけではない。
それは、鍛錬を一日もかかさない勤勉さと妥協を許さない信念だと思った。
一日も欠かさず同じ鍛錬を続けることは容易ではない。
なにかを成し遂げようとすると犠牲にしなくてはいけないものがある。
たのしいこと、楽な方へいきたがるのが人間。
家族ができれば、家族との時間も大切になってくる。
その誘惑やしがらみがあっても、毎日の鍛錬は欠かさない。
テレビではおどけた面も見せるようになってきたが、やるときはやる男。
目が真剣になるとき。まさにサムライだ。
今年のWBC決勝戦。
不調でことごとくチャンスをつぶしてきたが、最後に最高のチャンスがめぐってきた。
この場面で彼以外はない。そんな星のもとに生まれた彼のすごさ。
運命の神様に導かれたその打席に誰もが固唾を呑んだ。
ダルビッシュで追いつかれた延長戦でセンターにタイムリーを放ったとき。
日本中が歓喜につつまれた。
そのときも一見クールに見えた。ガッツポーズをするでもなく、肘あてをはずし、たんたんとする。
だが、後で聞くと、あのときにベンチを見てしまうと涙が出てしまう。それがわかっていたから歓喜に沸くベンチをみなかったとある番組でみた。
強い自制心。
揺るがない自制心。
その内面には、闘志、信念が燃えたぎっている。
どうやったら彼のような人間になれるのか?
彼のような人間を育てられるのか?
それはわからないが、イチローという人間を生きることは並大抵ではないということだけはわかる。
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