投げ方、打ち方、捕球の仕方などなど。
細かくいったらきりがない。
そこに人によっては骨格にあう、あわないなど、ケースバイケースの要因も絡んでくる。
そんなことを考えていては、ぜんぜん前に進めない。
要は、結果としてできればなんでもいい、くらいの勢いでいろんなものを組み合わせている。
だが、仕組みは知っている必要がある。その引き出しを多くもっているほど、指導に役に立つし、結果としてチームは強くなる。
たまに、そういった理論をぶち壊してくれる子がいる。
よくそんな投げ方、打ち方で前に飛ぶなぁとか。
めちゃくちゃで、何回教えてもそれが染み付いていてとれない。
その人に刷り込まれたDNAなのか、なかなか直らない。
そんなとき、どうすればいいのか悩む。
無理に矯正すべきか、このまま彼特有のシステムを生かすべきか?
いわゆるセオリーが間違っていて、彼のやり方のほうがいいのではないか?
最近はよっぽどひどいのは矯正し、その個性を生かせるのであれば、その中でいちばんいい方法を探すことにしている。
世の中、絶対というものはない。通るルートが違えど、到達する目的は同じ。
その子にとっての最短ルートではなく、最適ルートを探る。
その才能が開花してくれることを願って。
技術のできるできないもそうだが、人の話を注意深く聞く子、そうでない子。
一回怒られてからじゃないと、思慮深くならない子。
何回怒られても思慮深くならない子。
周りをみて行動する子。マイペースな子。
プラス、マイナス、ニュートラルいろんな要素が組み合わせってその子を作っている。
伸びそうな子だなあと最初に思っても、そんなでもなかったり(指導する側のせいです↓ごめん)、逆にどうなんだこいつはと思った子がものすごく伸びたりする。
荒削りで、むちゃくちゃなんだけど、なんだかんだで鋭い打球を飛ばす。
今のところは、打撃のみに秀でているが、ひとつのところで自信をつけた選手は勝手にほかの守備なんかも引き上げてしまう。相乗効果。
あの鋭さは、既に5年生6年生なみ(我がチームの5年が非力なのだが)。
昨日気づいたが、遠心力をうまく使っている。体はそんなにでかくないが、効率よくバットを加速させる術をしっている。ボールを捕らえるときがMAXのスピード。しっかり捕らえることができれば自然、打球はヒット性のあたりになる。
バッティングの際のピッチャー返しなどには、冷や汗がでる。
時たま、そういう選手が出てくる。総合的にレベルは高くないが、一芸に秀でるやつ。
彼らに共通して言えることは、よく笑うこと。
ゲラゲラゲラゲラ、むかつくほどによく笑う。
仲間に馬鹿にされようが、怒っていようがおかなまし。
恐ろしいまでの楽天家。
ただ、心底野球が、ソフトが好きなんだなぁと見ていてわかる。
やらされているのではなく、自分の意思でやっているという気概が見える。
そんなやつらに会ってしまうと、にやりと笑ってしまう自分がいる。
こいつはいけるぜ!と。
飛車、角がいなくても桂馬や香車のようなやつがいてくれれば・・・
たのしみだ。
昨日はほぼ全員集合。
ひさびさに見たからか、動きが鈍くなっているやつ、逆によくなっているいるやつ。いろいろいました。
好調を維持してるやつは、やはり休み期間中もそれなりに体を動かしていたことが想像されます。
その逆は・・・いわずもがな。
夏休みももう少しで終わり。
日照時間が日に日に短くなってきます。
まともな練習など、土日しかできないでしょう。
そこに陸上大会の練習もはいってくる。
上級生は本当に体力的に大変だと思いますが、どのチームも状況は同じ。
打撃と守備。ポイントを絞って効率よく、効果的に練習していきたいです。
この二日間、ひるから飲みっぱなし。夕方にはダウンです。
1日目は、中学の同級生と。
2日目は、二十歳になった旭スポ少OB&保護者と飲みました。
廃校になって、解体されていく旭小学校の校舎をバックにソフトボール。
その後にBBQ。
みんな大人になって風貌もかわりましたが、中身は昔のまま。
酒が飲めるようになった分、世界が開けたことでしょう。
前途洋洋たる未来が彼らをまっています。
うらやましい。
君たちと出会えたことに感謝します。
このような企画してくださった保護者のみなさまにも感謝。
さて、明日から練習開始です。
現役メンバーともいい思い出をつくるぞ
わがスポ少も12日から17日までお盆休みに入りました。
休養することも大事な仕事です。
やるときゃやる、オフはしっかり遊ぶ。メリハリが大事だと思います。
いつも集中力を持続させることは必ずしもいい結果につながらないと思います。
張り詰めた弓はいつか緩む。
しっかり遊んでいいさぁ。
さて、最近のわが愛すべき第3野球部(二軍)。
うまくなってきました。
守備はまだまだながら、打撃はよくなってきた。時折鋭い打球を飛ばすし、なにより今の時期は何も考えないで無心で振るので思い切りがいい。
油断していて何度かピッチャーライナーをくらいました(痛)。
6年生が引退すると5年生が三人。この秋には、6人この中なら一軍に昇格させねばなりません。
グランドにたつ以上、学年、性別など関係ありません。
あるのは実力とちょっとの運のみ。(運を呼び込みのも実力でしょうが)
弱いチームはぼこぼこにされます。
まだまだ前線にだすには心もとないですが、そんなこともいってられません。
ただこの時期の彼らはソフトボールが面白くなってくる時期。
試合にでれることが一番の鍛錬でしょう。
そこが分水嶺。失敗して絶望するか、七転び八起きで奮起するか。
失敗し落ち込んだときにどうするか?
保護者のひとこと、指導者のひとことが彼らを救うことがあります。
だまって労をねぎらい、背中をたたくのもありです。(言葉よりも効果的かも)
彼らが上をみて、笑顔で戦えるようにわれわれはサポートするのみです。
さぁ、われわれもお盆休み。
昔のチームメイトとがっつら飲みます。
あんときああしておけばよかった。こうしておけばよかった。
すべて結果論である。
「勉強しろ」「素振りをやれ」「トレーニングしろ」
子供の時分は、私も大人からの忠告なんぞ、その場ではそうだなと思いつつも、家に帰るとぺろっと忘れてしまう。
だが、今子供たちに向かって言っていることは、昔の自分が聞いたことと大体似ている。
世の中は輪廻転生、繰り返しの世界。
ただ、昔の大人は、言い方がアバウトだったり、具体的にどうすりゃいいのか方法論まで教えてくれないから子供には通じなかった。
子供たちが、はっと立ち止まって少しでも聞いてくれる言葉を発していかなきゃと思う。
特にわが息子には、時として鉄建制裁ありで。
その目的を達せいするために生きているといってもいい。
働くこと、勉強すること、そして練習すること。
ものごとには大体目的がある。そして結果も。
目的をしっかりもって、それに近づくためにどうすればいいかを考え、効率的に動く。
目的のために無駄がそぎ落とされていく。モチベーションも高い。
つらいことにも耐えられる。
持っているものと、もっていないもの。
さらにはそれを常に意識して動く者とそうではない者。
自然と差が生じていく。分度器でいえば、たかが1度2度の差。だが、時が過ぎれば大きな差になっていく。
私も子供のときはそんなことを感じなかった。
だが、そこに気づいて毎日の努力を怠らなかったやつだけが、成功の扉を開けていく。
目的を持つだけではだめ。常に意識すること。
その意味で、練習前の意識付けとしてわがチームの練習前の監督とのミーティングは有効である。
わが新人チームにも、通じているか通じていないかは別として警鐘はならしつづけなればと思う。
声を出したり、次の行動にそなえて準備することなど、野球の才能(打ったり、投げたり)が関係しないこと。
自分が意識さえすれば、克服できるもの。
最近は特にその辺を心がけています。
天才は、バーンときてどーんと打つなんて説明でできるでしょうが、
わがチームに天才はいません。
意識して、うまくなろうすること、そう思わせること、そうなるためにできる限りの準備すること。
強豪チームに勝つにはそれしかないし、野球だけでなく社会にでてからもそれは役にたつと思います。
がんばれば、私の体重が減るのに反比例して彼らは強くなるでしょう。
適材適所。
世の中だいだいのことは、これができればうまく回るのですが、なかなかうまくいかない。
わがチームにおいてもそれはいえます。
特に選手の能力の全体像がみえないビギナーチームはなおさらです。
プラスの要因。足の速い選手、肩の強い選手、根性のある選手、リーダーシップを発揮する選手。
マイナスの要因。プレシャーに弱いタイプ、スタートの遅いタイプ。捕球や走塁に難があるタイプ。
それぞれが複雑に混ざり合っているし、私たちが見えない、見抜けない才能をもった選手もいます。
これがいいだろうと熟慮のうえの守備体系だったり、打順だったりします。
そこにそのときの体調や運、天候などが作用します。
結局、うまくいくのも、いかないのも結果論。
絶対にこれという100%は存在しませんが、このさじ加減ひとつで勝ち負けが決まる場合もあります。
古今の名監督が勝利できたのはそれを見る「目」が正確であったためでしょう。
どれだけ選手を見抜けるか?
毎日練習をみて、その性格やらプラスマイナスの両面を見て積み重ねていくしかありません。
ただ私の場合、イメージがわきます。
予想される場面、たとえば二死、三塁で三遊間に飛んだ打球。サード怜夢が横っ飛びするも追いつけず、和輝が逆シングルでとってファースト送球、未来が捕る。
過大にそうなってほしいという希望が入っているイメージですが、そのイメージに近づけるように日々練習をしています。
高校野球の組み合わせも決まりました。
6年生も実働はあと2ヶ月。
がんばりましょう。
息抜きも含めて、息子らヤマトタケル、スポ少6人で。
開場9:30前に並んでネット裏を確保。
近隣の女子高ソフトボールらしき集団もちらほら。
やはり生で高いレベルをみるということは大切なのでしょう。
第1試合は、オーストラリアVS台湾。
台湾のピッチャーもいいのですが、要所で打たれる。
大事な場面での失投が響きました。
第2試合は日本VSアメリカ。前日は6:1で負けたようです。
アメリカのピッチャーのフィンチがすごい。すごすぎる。
185?センチの長身から放たれる弾丸。というか砲弾。
適度にあれてて的を絞れない上に、チェンジアップまであります。
長身としなやかな筋肉という特徴を生かした勢いのあるフォーム。
いくら日本の染谷投手がよくても、これをみるとつらいです。
といっても、打たれたは立ち上がりの2点のみ。要所は締めましたが、初回が痛かった。
日本はフィンチの前にチャンスらしいチャンスもつくれず、1安打で完封されてしまいました。
1番の収穫は、あんなピッチャーがいるんだということ。
堂々とした体躯があるのならば、ちまちましたものなど粉砕できるということ。
自分の特徴をいかしたフォーム。打てるもんなら打ってみろーと自信満々の投球でした。
しかも美人だし。
かといって、そいつに勝つためにはどうするか?
やはり守備を鍛え上げて、我慢して我慢して、点をやらずに、一瞬のスキをつける機動力なり、技術なりを鍛えるしかありません。
アメリカチームやオーストラリアチームは、試合前の練習から全体として楽しんでいる感じがしました。
逆に日本チームは、悲壮感というか軍隊みたいなやんなきゃならないみたいな空気が漂う。
私はそう感じてしまいました。
国柄なのか、そうしないと勝てないのか?
まぁ勝てば官軍で、統率の取れたチームとか評されるのでしょう。
私なら、どうせやるのなら、楽しんで勝ちたい。
贅沢な悩みです。
さて、子供たち、メモやらいろいろ話し合ってたみたいですが、
どうスポ少に生かしてくれるのでしょう。
これさえ植えつければ、半分以上必要なことを教えたといっていい。
あとは、自分で勝手にうまくなる。うまくなるというか、うまくなろうとする。
一人をそうたきつけることができればあとは伝染病のごとく広がっていく。
わがチームにそうなっていく。
夢でもいいから見てみたい・・・
・・・そんなことばっかいってないで、今日も実践していかないと。
鉄は熱いうちに打て。
試合の余韻の残る今こそチャンス。
どうせやるならば、実のある練習をしていかないと。
毎日の少しずつの積み重ねでしか上達への近道はない。
他チームに量で追いつけない以上、質でおいつくしかないんだよ。
その質を高めるのは、自分を律する心、奮い立たせる心。
その援護をしていきます。