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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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「家で素振りをするように!」
結構な頻度で、私は選手たちにいいます。
でも、わかってるんです。
そうはいいながらも、毎日素振りをする奴は一握りだということを。
なぜ分かるかって?
かくいう私も小学校時代、毎日素振りをしたことはなかったからです。

毎日やれといわれたけど、一日くらいやらなくてもいいよな、と勝手に自分で解釈してしまう。
自分に都合のいい思考。
こいつは強敵です。
ココロの弱いところからジワジワと責めてくる。
疲れてたり、めんどくさかったりすると、その悪魔の思考が世界を支配してしまう。

でも、よーく考えて下さい。
試合で、投げた瞬間からすぐ分かる絶好球が来たとき。
「もらったぁー!」とフルスイング。
だけど、ほんの少しだけタイミングが合わずにファール。

ここ、ここなんです。 
ここが分岐点。

時間を遡って、アリとキリギリスになって見てみる。

楽をして素振りを怠ったキリギリス。
毎日毎日コツコツと素振りをしてきたアリさん。
どちらが、いい結果を引く確率が高いか? 
自明の理でしょう。

そうだとしても、がんばってきたアリさんでさえもヒットが打てるとは限らない。
そこは勝負の世界、いい結果がでるとは限らないんです。
アリとキリギリス、どっちも打てなかったとします。
結果は「打てなかった」で同じくくりになります。はためは同じ。
でも、はたしてそうでしょうか?
水面下に、蓄積がある者とない者の違いがあるはずです。
今回は結果がでなかった。
でもその下には、毎日の素振りで培われた大きな氷山があるはずです。
その氷山はなかなか出てきてくれない。
素振りをしてこなかった者としてきた者では、ヒットを打つ確率がちがってくるでしょう。
それはたった数センチ、数ミリの違いかもしれない。
やらないよりはやったほうがまし。
試合の大事な場面で、数ミリの戦いを制するかしないかは、この日頃の準備にかかっていると思います。 

毎日の素振りは、「お守り」みたいなものです。
ないならないでいいけど、あったらあったで心強い。
最終回、ツーアウト満塁の場面。
とんでもない絶対エースとの戦いにのぞむ。

「やべえ速い。打てなかったらどうしよう?もっと素振りしておくんだったなあ。」

こうではなく

「大丈夫!俺は素振りをやってきた!必ず打てるはずだ、」
どちらがより成功に近いか?
ほんの数ミリの勇気でさえも百万の援軍になり得る。
そのお守り、イーグルスの全員が闘志の中に持ってくれる事を切に願います。


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